今年もやってきました1年間の総決算、個人的今年のミニカーベスト&ワーストの時間です。ミニカー紹介なんてSNSで気軽にできるこの時代にわざわざめんどくさいブログを書き続けるのはこの年末のアクセス解析が楽しくてしょうがないからです。年々掲載ミニカーも増えこの記事も長くなっております。今年も年末休みの時間つぶしに使いください。それでは参りましょー!
最も読まれたミニカー記事ベスト10
話題のミニカーはそれなりに網羅しているので、このブログの年間アクセスランキングも今年のF1ミニカー界の世相をそれなりに反映しているはず……。ということでまずは今年のアクセス数トップ10をご紹介。
まず第10位は久しぶりの全車リリースで話題となったスーパーフォーミュラSF19。2/14公開。記事はこちら。
これは確かに2023年を象徴する一台でしたね。私はこのミニカーを通してすっかりSFのファンになりました。関係者の多大な労力の甲斐あってSFはこのミニカーのリリース前後から急激に人気を高めましたよね。この反響の大きさが契機か関係者が多く調整に時間を要したのか理由はわかりませんが後発でスーパーGTもスパークから全車リリースされ、国内モータースポーツは久しぶりに全てのミニカーが手に入る夢の時代に戻ってきました。いやー、素晴らしい。
第9位は2021年にタイトルを決めたRB16B・アブダビGP仕様。2022/12/27公開。記事はこちら。
すっかり遠い昔のように感じる激戦の初戴冠モデル。この修羅のような戦いに勝ったのだからライバル不在のシーズンで独走するのは火を見るより明らかでしょう。2022-2023年のチャンピオンモデルも楽しみですね。
第8位は2022年にタイトルを争ったフェラーリF1-75。1/12公開。記事はこちら。
個人的に2017年のSF-70H以降で最も美しいと思うフェラーリマシンです。そして素晴らしいのはルックスだけでなく速さ・信頼性も最強を誇った一台ですね。ミニカーも見惚れる出来栄えでした。肝心のチームオペレーションが崩壊して無冠のマシンですが、このマシンでタイトルを取れなかった罪は重い……。
第7位は海外より1/24のSF71H、ライコネン最後の優勝マシン。8/29公開。記事はこちら。
1/24シリーズの人気は上々だったようで、このブログでもかなりのアクセス数を誇る人気のスケールでした。残念ながら国内版は打ち切りになってしまいましたが、海外ではフェラーリだけのシリーズが新たに始動、序盤の目玉としてMWロゴつきの2018年マシンが登場しました。これはかなりおすすめの一台です。日本でも既に一部地域で試験販売が開始していたそうなので、来年の注目モデルになるかも?
第6位も海外1/24シリーズからF1-75がランクイン。8/31公開。記事はこちら。
2023年早期に始動したフェラーリ1/24シリーズですが、なんと2022年のマシンが早々にローンチモデルにラインナップされていました。為替次第ですがブラーゴの1/18よりそこそこ安く存在感のあるモデルが手に入ります。1/24スケールでも美しいですね。このマシンでタイトルを取れなかった罪は重い……。
最も読まれなかったミニカー記事ワースト5
トップ5に進む前に、このブログで残念ながらアクセスが少なかったワースト5をご紹介。なんと気が付けばこのブログは700台近くのミニカーを掲載しているので、こうして古いモデルにも日の目を当てていきたいです。そんなわけで今年もクイズ形式でどうぞ。
・ワースト5のミニカー
2023年のヒーローの一人がランクイン。ライバルとはこの年に運命が大きく分かれてしまいましたが、その持ち前の速さでトップフィールドまで戻ってきたのは本当に感慨深いです。答えはこちら
・ワースト4のミニカー
こちらも現役ドライバーの近年のモデルがランクイン。マシン自体への感想はとっても地味ながら、レース数多いなぁと不満気味の最近の自分がはっとさせられる一台でした。これほど開幕を待ちわびたシーズンもそうそうなかったですね。答えはこちら
・ワースト3のミニカー
またまた現役ドライバーがランクイン。来年は日本からの注目が大きく集まることでしょう。彼の真骨頂ともいえる勝利でした。答えはこちら
・ワースト2のミニカー
なんとなんとまたしても現役ドライバーがワーストに。すごいわかりにくいヒントを出すと、このレース名が冠されたミニカーは多分2台しか出ていないです。答えはこちら
・ワースト1のミニカー
さて、2023年悲しいことに最も読まれなかったワーストミニカー記事、現役ドライバーではありませんが現在は新たな職業で今でもF1とは頻繁につながっています。そんな彼の初優勝モデルです。答えはこちら
最も読まれたミニカー記事ベスト5
トップ5に戻って第5位は1/24シリーズのライコネン・アルファロメオC38がランクイン。2022/9/14公開。記事はこちら。
1年半近く前の記事ですが、確か国内シリーズでは年明け早々にリリースされたモデルでしたよね。そんなわけか再び脚光を浴びてランクインです。個人輸入で先取りすると公開時とこうして日本発売時の二度読まれるのでおいしいのですが、最近の1ドル140円でも円高気味とかいう狂った相場のせいでしばらくebayとはお別れ中。来年はまた手を出せるといいのですが……。
第4位はSparkyから王者にしてF1の顔、フェルスタッペンのRB18。1/26公開。記事はこちら。
話題のSparkyからはフェルスタッペンがランクイン。2022年はドライバーごとに記事を分けて紹介したのでPV数も割れたのですが、どれも上位にランクインするほどの人気シリーズでした。ブラーゴかSparkyか、どちらを選ぶかは本当に難しい問題ですね。ちなみに17年までの初期Sparkyの特集記事は毎年上位に読まれるのでこのランクインから除いています。もう殿堂入りですね。
ここからポディウム圏内の第3位、1/24のアロンソ・アルピーヌA521がランクイン。2022/9/16公開。記事はこちら。
第5位のライコネンと同様、国内発売に際して再び脚光を浴びました。これは本当にいいミニカーでしたね。A521の素晴らしいカラーリングを見事に再現し、2021年の空力戦争最終年のゴテゴテしたマシンを低価格ながらも見事に迫力あるレベルにまとめています。本当にいい一台で、アロンソファンは一家に一台レベルのマストバイでしょう。
第2位はブラーゴのマクラーレン・ドライバーレスモデル。1/10公開。記事はこちら。
今年はブラーゴ・Sparkyの、特にブラーゴの人気を感じる一年でした。2,000円の低価格モデルのレビュー記事で比較対象は残酷にもミニチャンプスという内容でしたが、皆さんどこまでの差があるのか気になったのでしょうか……。お役に立てたなら本望ですが、やっぱりブラーゴはちょっとお金貯めてドライバー付きを買うのが絶対正解だと思います。
そして2023年、栄えある最も読まれた記事は第2位とブラーゴ1-2フィニッシュとなる、ブラーゴ版フェラーリF1-75のレビュー記事でした。1/5公開。記事はこちら。
一年間を通してPVが衰えることのなかったこちらの記事。ルックスマートとの比較は我ながら今読んでもそこそこ参考になる気がします。価格・出来・話題性のどれを取っても素晴らしかった大人気のこのモデル。やっぱり足りないものはただ一つ、タイトルです。やはり、このマシンでタイトルを取れなかった罪は重い……。
トップ10ランキング、いかがだったでしょうか。もう一つブラーゴのSF90レビュー記事も例年上位でつまらないので殿堂入りとして除外しています。初期のSparkyの記事と合わせてそれら2つを除かなければ9-10位が変わり、ミニチャンプス・スパークが一台もランクインしなかったというこの事実。集計期間が1-12月なので1月公開が有利だったり私がミニチャンプスをタイムリーに公開しなかったりなど要因はいくつもありますが、それでもF1ミニカーの主流はブラーゴになりつつあるんじゃないかなぁと感じる一年でした。
今年最も面白かったレース
今年はフジNextでF1を、ABEMAと現地でスーパーフォーミュラを全戦追いかけましたが、個人的に今年一番面白かったレースはSF第5戦のSUGOでした。感想記事はこちら。
世界の宮田の独走、F1ドライバー・ローソンと可夢偉の追い上げという素晴らしい濃密なレースでしたね。SUGOというサーキットもいい意味でこじんまりとしていて観戦しやすく、ホームストレートにいてもアクションを見つつ全体像を追えるすばらしい観戦環境でした。毎年行きたいです。F1だとモナコGPかなぁー。やっぱりコース上で優勝争いがないといまいちですね。
できれば来年もSFを半分くらい現地観戦したいなと思っています。あと小林可夢偉選手ラストランになる可能性がゼロじゃないWEC富士は行きたいですねぇ。こんなに現地でレース観戦した年は初めてでしたが、サーキットでの観戦はテレビでライブタイミングを追うスポーツとは別物の感動がありますね。来年は皆さんもぜひ、お近くのサーキットでスーパーフォーミュラを観に行ってみてください。
2023年クイズ 私が更新されました
ここでランキングを小休止、クイズの時間です。今年散々「またフェルスタッペンが記録更新かぁ」と発してきた皆さん、一体誰の記録を更新したかちゃんと覚えていますか?2023年も終わる前にしっかり復習して新年を迎えましょう。
・最多連勝記録
まずは簡単な問題から。マックスの新記録は10連勝。更新前の9連勝は人気のこの人でした。
・最多勝率
新記録は驚異の86.36%。そして更新前は75%とこちらもなかなかすごいうえ、落としたレースは全て欠場と実質100%の超すごい人。大昔のこの人です。
・最高ラップリード率
新記録は1000周越えの75.70%。更新前の記録は71.47%と結構近い数値ですね。これまた天才と評されたこの人です。
・チーム最多勝率
ボーナス問題ですね。来年はあの事故から30年なので、このマシンを見る機会が増えることでしょう。トリビュートモデルがまた新たにリリースされたりするのかなぁ。
今年買って後悔したミニカー
さて、ここからタイトルに戻ってまずはワーストミニカーのご紹介。2023年の個人的ワーストミニカーはMV別注RB18シリーズでした。理由は3つあります。
まず1点目は2022年の15勝がとんでもない最多勝利記録だと思って全車購入という馬鹿げたことをしたのに今年あっさり、それも更にとんでもない記録に更新されてしまったから。これは私の予想の甘さが悪いのですが、2022年の優勝モデルの価値って本当に薄くなっちゃいましたねぇ……。
2点目はモデルに工夫がなくなったこと。一応装着タイヤの種類はMVショップ限定のようですが、かつてのようなドラフィグの加工やトロフィーなどの付属品は近年ほぼなくなりました。そのため最近は届いても驚きはほぼないモデルが続いています。
最後の3点目は個人的体感ですが、品質が落ちたこと。写真のようなひどい加工不良の台紙で届いたことがあります。しかもこれは返品中に紛失されて行方不明になっちゃったし……。
デカールの位置や角度などモデルの細かいところに口を出すつもりはないのですが、一目でわかる台紙の不良が結構多かったです。よく検品通ってきたなという写真のものがあってから開けるまであまり安心できなくなりました。2021年まではそんなことなかったのにねぇ。
2023年の連勝劇でライバルチームがひどく辛酸を舐めたという記事もありますが、個人的に最もつらい思いをしたのはMVショップのミニカー企画担当者なのではないかと思います。モデルデザインと品質管理が追いついていないのではないでしょうか……。
今年手に入れて満足したミニカーベスト3
さて、最後は私が100台以上買った2023年で最も感動したモデル3台をご紹介。
第3位はスパークの1/18シリーズからベッテルの引退仕様のAMR22です。2024年公開予定。
このスケールは迫力があり、価格も定価はかなりお高いもののセール品が多く手の届かない品ではなかったのですが、ミニチャンプス・スパーク共に展示方法に難ありでした。新たに始まったスパーク1/18シリーズは若干の値上がりがあるもののアクリルケース付きでそのまま飾れます。そうなったらもうマシンの素晴らしさをただただうっとり眺めるだけですね。1/18シリーズの新時代を感じる、素晴らしいモデルでした。
第2位はアロンソが大躍進した2023年のAMR23。記事はこちら。
とにかく2023年のF1で最も感動したのはアロンソの復活です。10年前の学生時代に戻ったような興奮を再び体験させてくれました。そんな彼の再起の一台はミニカーになっても素晴らしかったです。とにかくアロンソファンは必携の一台。今後もGP仕様違いで乱発されそうなので、値崩れしていたら即買いだと思います。ミニチャンプス初心者にもおすすめです。こちらも素晴らしい一台でした。
最後に、2023年今年の個人的ベストモデルがこちらです。
2012年仕様の小林可夢偉選手の1/2ヘルメット、に本人からサインを頂いたこちらのモデル。
その価値は何も語ることはないでしょう。10年以上も前の製品なので国内で入手できず、イギリスからなんとか取り寄せて脱水症状寸前になりながら真夏のSFもてぎのピットウォークに並び、無事サインを頂いたものです。仏壇のように部屋に飾っています。仕事で辛い時にこれを見ると力を貰えます。もはや模型を超えた、神がかり的なアイテムです。去年サインを頂いたC31・GR010のミニカーと合わせて我が家の三種の神器になりました。一生大事にします。
以上、今年のミニカーベスト&ワースト2023でした。いかがだったでしょうか。
来年2024年の8月にはなんと、このF1ミニカーあれこれが開設10周年を迎えます。嬉しいような、こんなにあっという間に10年経ったことが怖いような……。せっかくの記念イヤーなので、2024年は例年以上にブログに力を入れていけたらいいですね。
それでは皆さん、良いお年をお過ごしください。今年も1年ご愛読ありがとうございました~!
コメント