予想以上に買ってしまいました
【スパーク スーパーフォーミュラSF19 野尻智紀 2022】
昨年末にリリースされたスパークのスーパーフォーミュラのマシン。個人的にこのマシンは全くのノーマークだったのですが予約開始直後はちょっとした話題になっていたのかもしれません。買う予定はなかったのですが、可夢偉選手のマシンが欲しいと思いある時ふとチェック。気づけば現地観戦まで果たして複数台購入していたのでした。
スーパーGTと共にSFは長らくエブロの独占契約が続き、私の記憶ではSF14を最後にしばらくリリースされていなかった気がします。マシンの形状は数年変わらずカラーリングも一部はマイナーチェンジのみなので毎年リリースするのが難しいというのはわからなくもないですが、もう8年もリリースされていないとさすがにマシン・カラーリング・チーム・ドライバーの全てが様変わりしていますので今回のリリースは待望だったことでしょう。
しかし近年のスパークの勢いは凄まじいですね。ルマンのミニカー製造を開始したのが2000年代後半で、F1参入が2010年。そこから10年ちょっとで世界中のありとあらゆるカテゴリを網羅する存在となりました。このSFやSGT、さらにDTMなどその国にモデルメーカーが存在するカテゴリですら最近はスパークに製造を委託していますからね。その製造スピードと噂では300台からOKという少数生産対応で世界を手中に収めました。まぁでもかつてミニチャンプスがそうであったように、これも永遠には続かないんだろうなー。
そんな「スパーク化」したスーパーフォーミュラのパッケージ。新素材に新燃料など技術刷新された次世代マシンSF23の導入を筆頭に、新たな配信プラットフォームの開発などカテゴリの将来を見据えた「Next 50」プロジェクトのロゴがスパークロゴと並んで掲載されています。まるでスパークが次の50年のパートナーに選ばれたような表記にも見えますね。
SF1台目の紹介は22年のチャンピオンに輝いた野尻選手。F1以外のカテゴリは主要な国際レースしか観ないのでニュース記事を通して昨年SF王者として名前を知っている程度でしたが、現地観戦した最終戦の鈴鹿2連戦では土曜日に2位でタイトルを決め、日曜日は全開で行くとの宣言通り優勝。この人がチャンピオンなんですよと言われても、まぁそうでしょうねという納得の感想が持てるだけの別格に速いドライバーでした。
【スパーク スーパーフォーミュラSF19 ジュリアーノ・アレジ 2022】
続いての紹介はコロナが落ち着いてもなお続く各種規制によってシリーズの貴重な外国人ドライバーの一人となっているアレジ選手。F1を入り口にこのカテゴリを知った人間にとっては外せない1台です。F2で苦労している時代を知っていると日本でこそは花開いてほしいと思うのですが、トムスという名門に在籍していも去年は今一歩でしたね……。
父親のジャンとそっくりのヘルメットカラーで参戦しています。SFでは21年に雨のオートポリスでポールから雨天中止による幸運な初優勝を挙げていますが、現在勝利はこの1勝のみ。まさか父親譲りでSFもこの1勝のみに終わるなんてことはないと信じたいですけどね。
【スパーク スーパーフォーミュラSF19 小林可夢偉 2022】
3台目はKCMGより小林可夢偉選手。もともとSFのミニカーを買う予定はありませんでしたが、22年の可夢偉選手のマシンが何か欲しいけどSFはレースを見ていないしなぁ→じゃあ鈴鹿まで見に行くか!→観たらいろいろ欲しいなぁ!と予想外の出費を生んだ一台です。そんなこちらのマシンは後ほど個別にじっくり紹介予定。
【スパーク スーパーフォーミュラSF19 国本雄資 2022】
SF最後のモデルは同じくKCMGの国本選手。恐れながら16年のシリーズチャンピオンだったことを観戦直前に知りました。こちらの現地観戦記事にも記載しましたが、鈴鹿での二日間ピットウォークではずっとKCMGに居たのでぜひ2台揃えたいと購入。レースでは予選はそこそこ好調だったものの、決勝ではずるずる落ちていくもどかしい展開が二日とも続いてしまいましたね。
そんなわけで購入した4台中2台はKCMGでした。決して強豪ではない、というか成績を見れば中堅以下のチームだったわけですが、ピットウォークでのファン対応などは素晴らしくSFでのお気に入りのチームとなりました。どんなレースでも遅いチームを応援するファンはいますが、画面越しではそれはレースを見る切り口の一つでしかないものの、実際にそのチームのスタッフの方が働いている様子を見るとファンになる気持ちがよくわかるのでした。
今回のスーパーフォーミュラのミニカーリリースでは久しぶりの発売を記念してかチーム別注品も出たようですが、そこまでのファンではなかったので以上の通常版4台を購入しました。どこのショップでも結構売り切れで、人気は上々だったようですね。
でもスパークはこれから毎年SFを全車リリースしていくのでしょうか?今年は物珍しさにほぼ完売したと思いますが、これからは見た目があまり変わり映えのしないマシンも出てくるし、そんなモデルに1万円は高く売れないモデルが出てくるのは目に見えている気がします。金型分の回収は済んでいてデカール代と加工費だけで細々と利益を挙げて全車リリースを継続するのでしょうかね?あ、来年からはSF23でまた全部刷新されるんだっけ?
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