フェラーリ F1-75 C.ルクレール バーレーンGP

フェラーリ2022

三日天下

【ルックスマート フェラーリF1-75 C.ルクレール バーレーンGP 2022】

開幕戦で前年王者レッドブル・フェルスタッペンとのバトルを制し、久しぶりの1-2フィニッシュを決めたフェラーリ。ついに力強い彼らが帰ってきたかと思われましたが、思えばわずか3戦限りの好調でした。

開幕戦はレッドブル勢のトラブルがなくともフェラーリ有利に見え、敗れたサウジアラビアGPも最後のイエローがなければどうなるかわかりませんでした。3戦目はフェルスタッペンのトラブルを尻目にシーズン2勝目を挙げるなど、序盤戦のフェラーリ有利は揺るぎないもので過去数年、というか前回タイトルを取った07年以来の期待値の高さだったような気がします。

転機はやはり第4戦のエミリア・ロマーニャGPで、レッドブルの好調からスプリント2位から決勝も2位を死守することが目的だったはずですが、欲をかいたのかルクレールが痛恨のスピン。以降のフェラーリとルクレールのドタバタはシーズンを見た人がそれぞれ違うミスを挙げられるほど、バラエティに富んだ失敗を繰り広げていきます。細かく列挙せずとも、これほどアドバンテージのあったマシンでこの後2勝しかできていないというのが彼らの醜態を示していますね。

後半戦は叩かれに叩かれつくしたフェラーリチームですが、F1-75のマシンの美しさは今シーズンのマシンでは随一で、歴代のフェラーリF1の中でもかなり上位に来ると思います。40年ぶりに復活したグラウンドエフェクトカーですが、過去に製作した経験がものを言ったか、全てのチームが適応に苦しむ中独自の哲学で開発を貫き通したのはさすが歴史ある名門という感じでしたよね。見ていて惚れ惚れする一台で、1/18はぜひとも手にしたいです。

あまりにミスが続き、終盤は大きく出遅れていたメルセデスと2位争いという最も恐れていた事態が実現した2022年シーズン。その責任を取って代表のビノットはチームを離脱し、ルクレールと懇意のバスールが2023年の代表に招聘されました。

チームにあまりにミスが多い中とはいえ、ルクレールもタイトルを争う上では上述のスピンやフランスGPでのクラッシュなどミスもありました。それでもフェラーリはエンジニアリングの中枢を担うビノットよりも彼を優先するのですから、その寵愛振りは過去例を見ないものですね。問題の一つだったドライバーの扱いは明確に1-2が決まりましたし、トップ離脱による開発の遅れが出なければもう少しまともに戦えるようになるのかな?

酷評されましたが開幕数戦はしっかり戦えていたし、やっぱりタイトル獲得が現実的になってくると重圧がすごいんでしょうね。もう15年以上もご無沙汰だし、呪いみたいになってるんだろうなぁ……。

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