流れ着いた境地
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【ミニチャンプス レーシングポイントRP20 N.ヒュルケンベルグ 70th Anniversary GP 2020】
2019年をもってルノーのシートを失い、移籍先が見つからないままF1浪人となった2020年のヒュルケンベルグ。そんな彼を待っていたのは、コロナ禍が生んだリザーブドライバーとしてのキャリアでした。
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コロナ感染の不安と共に始まった2020年シーズンでしたが、その不安は的中し第5戦を前にペレスがドライバーとして初めて感染者となりました。急遽代役が必要となったレーシングポイントでしたが、契約をしていたメルセデスとのリザーブ共有は様々な事情でご破算となり、最も直近のF1経験者としてヒュルケンベルグに白羽の矢が立ちます。
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これまでのキャリアで散々表彰台のチャンスをふいにしてきた彼ですが、個人的にはこの電撃復帰でまさかまさかの表彰台があるのでは、なんて期待をしていました。RP20は速いマシンでしたし、荒れた展開になればもしかして…なんて思ったものです。しかし結果はまさかのDNS、出走すらできないまま初戦を終えました。うーん、残念。
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続く2戦目はしっかり出走したものの7位入賞という堅実なレースで、マシンに飛び乗ってすぐに結果を出すなんてさすがだなと思う一方、結局ヒュルケンベルグってこんな感じだよなぁという予想の範疇を出ることはありませんでしたよね。
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その後第12戦目のアイフェルGPでもストロールの代役として出走、8位入賞ししっかりとポイントを持ち帰ったヒュルケンベルグ。近年の名誉職と化した名ばかりのリザーブドライバー制度に一石を投じる活躍で、その実力をしっかりと見せつけるレースとなりました。しかし結局シート獲得に繋がらないのは、代役で乗せても入賞を期待できる一方、レギュラーで乗せてもそれ以上は望み薄という悲しい評価なんでしょうかねぇ……。
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