MSC is back

【ミニチャンプス ハースVF-20 M.シューマッハ アブダビGP FP1 2020】
F2でチャンピオンを獲得し、ついにF1の舞台へとやってきたミック。2020年はF2参戦の傍らハースとアルファロメオのテストドライバーも務め、ついに公式セッションでのデビューが実現しました。

F3の時と同様、参戦2年目でF2のチャンピオンを獲得したミック。シーズン2勝ながら、アイロットに勝る安定感で常にポイントを獲得し続け、最終的に王座に至りました。このシーズンのミックを見ていると、一発の速さというよりはシーズンを通して堅実にポイントを積み上げていくドライバーなのかな、と思いましたよね。F1にデビューしてからは取っ散らかることが多かったのですが……。

スーパーライセンスをほぼ手中に収めていた2020年はF1公式セッションでの走行も期待されましたが、コロナ禍の変則スケジュールもあってなかなか実現しませんでした。ようやく母国ドイツのアイフェルGPで予定が組まれたのですが、これが濃霧によってセッション中止に。彼の初走行は最終戦アブダビGPまで待つことになりました。

アブダビGPはハース参戦100戦目ということで記念のロゴがマシンに掲げられています。2016年の衝撃的なデビューから5年、フェラーリとの関係がチーム存続に役立ったことは言うまでもありません。そんなハースがアルファロメオではなくミックの受け皿になったことは、間違いなく次の100戦の基盤となる重要なファクターでしょうね。

ついに始動したネクストMSCのキャリアに要注目なのですが、個人的にはすべてのミニカーがハイボックスで統一されていることがとても残念でなりません。お父さんは特別仕様だけどローボックスだったじゃん……。とてもコレクションのスペースを圧迫するやっかいな存在になってしまいました。
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