メルセデス W11 V.ボッタス

メルセデス2020

いつも通り出オチ

【ミニチャンプス メルセデスW11 V.ボッタス 2020】

2年連続で開幕戦を制したボッタス。毎年開幕戦への意気込みはチャンピオンに相応しいと思うのですが、どうも2戦目以降に続きませんね……。

ハミルトンが11勝を挙げた一方、わずか2勝に留まった2020年のボッタス。いずれもハミルトンがペナルティを受けたレースで、開幕戦の勝利はともかく2勝目のロシアGPはおこぼれでしたよね。2戦目でハミルトンに力負けしてからは一度も彼に勝つことなく、シーズンを終えてしまいました。

ハミルトンに勝てなかったことはもちろん、屈辱的だったのはサクヒールGPで、彼のコロナでの欠場で急遽デビューした代役ラッセル相手にPPを死守するも、レース中は相手にされずあっさり抜かれてしまうのでした。もちろんタイヤや戦略が違うので無理に抑える必要はなかったとはいえ、ぽっと出の新人相手にレースの主導権を握れなかったこと自体、彼のチームでの肩身の狭さを表しているかと思います。

特別BLM運動に加担していないのにマシンのカラーリングを変えられてしまったボッタス。個人的にはハミルトンよりボッタスの方が黒いカラーが似合う気がします。ウイリアムズ時代から薄いカラーリングばかりですから、新鮮でしたよね。

ハミルトンの傍らですっかり脇役になってしまったボッタス。後半戦に至るまで2位を獲得することすら難しく、フェルスタッペンからはハミルトンを倒せなくてもせめてボッタスを倒そうと軽くあしらわれてしまう存在に。2019年までわずかに残っていた、ロズベルグのように1年集中してハミルトンを倒してくれるのではないかという期待は完全に消え、この人はタイトルを取れないだろうなと確信する1年となってしまいました。

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