フェラーリ SF-25 L.ハミルトン 中国スプリント

フェラーリ2025

ワーストシーズン

【ルックスマート フェラーリSF-25 L.ハミルトン 中国スプリント 2025】

2024年2月に電撃発表されたハミルトンの跳馬移籍。一時フェラーリの株価が10%以上も上昇するなど世界中が期待したドリームタッグでしたが、待っていたのは過酷な現実でした。

シーズン第2戦の中国GPで行われたスプリントでポールトゥウィンを果たし、幸先よいスタートを期待させた2025年シーズン。しかしその後の決勝で失格となると転がり落ちるように低迷していきました。

自身初のシーズン表彰台ゼロ、さらにQ1落ち連発で通年の平均グリッドはキャリアワーストと、7度の王者とは思ぬ不振の1年が始まります。

決勝レースでは僚友ルクレールが7度の表彰台で跳馬の威厳を保ったのに対し、ハミルトンは得意の母国イギリスGPでも最高位4位とポディウムに手が届きませんでした。

事態は好転どころか悪化の一途を辿り、シーズン後半はQ1落ちも頻発。ラスベガスGPではキャリア初の実力で最後尾グリッドになるなど、予選では急な代役で苦しんだ09年フィジケラと同レベルの成績を残してしまいます。

今年も「白いフェラーリは遅い」のジンクスを破れなかったこの「SF-25」。同じく白が増えた2016年の「SF-16H」を彷彿とさせる低迷ぶりでしたね。

お金のあるチームなのにスポンサーに配慮したかのようなカラーリングで不吉なジンクスに足を突っ込んだのが良くなかったと思います。かっこよくない上に遅い、過去10年の跳馬で最も好きじゃないデザインです。

シーズン後半、ハミルトンは技術的な要望をチームに渡したことが明らかになり、これがフェラーリの文化にそぐわないとOBから批判の声も上がりました。恐らくメルセデス式のやり方は通用せず、この年齢で過去の経験を捨てイチから新たな文化に染まるのは結構大変ですよね……。

一方のチームも好調だった24年から一転して低迷、何も進歩が見られず、「チャンピオンを連れてきたら俺たちもチャンピオンになれる」くらいの甘い考えを持っていそうな気がしました。

ドライバーもチームも全くかみ合わなかったこのコンビ。期待に反して長くは続かなさそうです。

古くは時の絶対王者ファンジオですら跳馬と合わず1年で離脱しました。シューマッハ以降の移籍組エースには初年度最低限勝てるマシンが用意されていたのに、ハミルトンは可哀そう……。

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