ミニカー格付けチェック ルックスマート フェラーリSF-25 1/43 vs 1/64

ミニカー格付けチェック

午年最初は跳馬チェック

2025年、ルックスマートがフェラーリ1/64モデルをスパークブランドの他チームと同一ケースでリリースしたことで、史上初めて全チーム同一パッケージでのコレクションが可能となりました。

MINI GTからクラシックカーのリリースも始まり拡張性の高まる1/64コレクション。価格の高い1/43で集め続ける?それとも1/64に乗り換える?そんなお悩みに比較チェックを用意しました。

出来の差を確認しましょう。

エントリー紹介

エントリーNo.1: 1/43スケール

【ルックスマート フェラーリSF-25 L.ハミルトン 中国スプリント 2025】

小型ミニカーの主要なスケールとして王道の「1/43」スケールモデル。20世紀初頭に生まれた鉄道模型のサイズがこのスケールだったとされ、鉄道ジオラマの一部に作られた自動車ミニカーもまたこのスケールに追随したという説があるようです。

F1においては初年度1950年から全ての年でリリースされており、コレクションをとにかく広げたいならこのスケール一択。でも近年は価格高騰が著しい難点があります。

エントリーNo.2:1/64スケール

【ルックスマート1/64 フェラーリSF-25 L.ハミルトン 中国スプリント 2025】

1/43より一回り小さい「1/64」スケールモデル。こちらは米国を中心とした「マッチボックス」サイズとして人気を博しましたが、厳密になぜ1/64という数字なのかはよくわかりませんでした。

F1では長年人気がなく、2000年代にサークルK&京商のコラボモデルが日本向けに一部リリースされていたのみ。2017年頃スパークから試験的に発売され、近年のお高くなった1/43の代理品として近年続々登場中。今後のコレクション入門サイズはこれになる……?

いつもの台座で比較していきましょう。以下、ミニカーサイズは比較しやすいよう合わせています。1/43は定価約19,000円、1/64は約6,000円と価格差3倍近いこの2台ですが、果たしてどれだけ造形に違いがあるでしょうか。

※なお今回はタイヤ表面の加工でどちらかすぐわかってしまうためクイズではなく比較形式です。

第1問:全体像

まず最初はパッと見の印象が問われるこのアングル。すぐにわかるように1/64はかなり出来がいいと思います。ルックスマートは結構力を入れて作っているようです。

本当にこのスケールを主戦場にするつもりなのでしょうか……。

第2問:俯瞰図

真上から。1/64はバージボードのエッジなど細かい「鋭さ」は当然気になるものの、全体として粗を感じない見事な作りとなっています。

「1/43と1/64の違いなんて一目でわかってしまうだろう」とクイズ形式ではなく比較形式で用意しましたが、これはクイズ形式でも面白かったかもしれないですね。

第3問:正面

流石にちょっと苦しくなるアップ画像。ただひと昔前の1/64スケールの出来を思えばこれは「革命」に近い進化だと思います。スパークの1/64はイマイチでしたがフェラーリは手を抜けないのでしょうか。

これを見せられるとスパーク1/64の出来が悪ければ手抜きだと感じてしまうなぁ……。

第4問:真後

タイヤの表面加工の差ですぐにスケールがわかるリアエンド。しかしこのきめ細かいタイヤの表現もつい数年前に登場したばかりなので、両スケールとも進化が著しいですねぇ。

第5問:真横

このアングルの1/64はかなりすごいと思います。これクイズ形式で出されても即答できないですよね?それくらい1/64の作り込みが見事です。ここまで細いアンテナ用意するとは……。

第6問:フロントエンド

感動が続くフロントエンド。上述のタイヤの表面で差がつくものの、モノコックからフロントウイングまでは明らかな落差を感じません。これで価格差3倍はかなり悩みの種かも……。

第7問:リアエンド

すっきりシンプルなリアエンドはスケールで差が生まれませんね。DRSステーは1/64のほうが細く感じます。エキゾーストパイプも塗分けられていて、本当にすごい。

第8問:ヘルメット&Halo

ヘルメットはシンプルな作りで無難な仕上がり。MINI GTは空力パーツまで付けていて個人的にはやりすぎでした。タイヤの表面以外は本当に差を感じないなぁ……。

第9問:バージボード&フロア

フロアのカーボン柄もしっかり再現されています。さすがに1/43よりは荒くなるものの、スパーク初年度の「RB18」は全く工夫のないツルツルフロアでしたから力の入れようを感じますね。

1/64スケールも登場して早4年、これだけ急速に進化していくのは本当にすごいと思います。MINI GTの頑張りが業界を牽引しているかのようです。

最終問題:フロントウイング

フロア同様カーボン柄の細かさに差があれど、ひと昔前の1/43より出来のよい1/64モデル。

1/64の価格6,000円がミニチャンプス1/43の定価だったのは2008-09年頃だったかと思いますが、当時のモデルの出来と比較してもディティールではこちらが上回っている気がします。

おわりに

いかがでしたでしょうか。終始1/64を絶賛したこの格付けチェック。読者の皆さんも「1/64すごくいい!」と感じたことではないでしょうか。

上記チェックを踏まえた個人的な感想ですが、私が1/64を買うことはないと思います。

理由は1/43コレクションを続けたいという思い以上にシンプルに1/64は小さくて迫力がないからです。この1/43と1/64のサイズ差って絶妙で、本当に飾った時の存在感が違うんですよね。

確かに価格差3倍は大きすぎるのですが、それでも買って心に残るのは1/43だと思います。

あと近代マシンが巨大化しすぎて1/64でもそれなりのサイズになっていますが、2026年から小型化するので同じつもりで買うと「なんか小さい」と感じそう。

そんなわけで、個人的な結論は「安く数を集めたいなら1/64はあり、でも思い入れのあるマシンを買うなら絶対1/43」かなと思います。お悩み解決の一助になれば……。

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