流れを譲らず
【ミニチャンプス RB18 M.フェルスタッペン フランスGP 2022】
イギリスGP、オーストリアGPとフェラーリに2連勝を譲りましたが、三戦連続は許さずこのフランスGPを制覇。敵はそのフェラーリではなくメルセデスでした。
前戦オーストリアGPの決勝レースでは純粋なペース差でフェラーリに敗れましたが、このフランスGPでは予選2位から首位ルクレールへの迎撃態勢に虎視眈々の構えで挑みました。結果はアンダーカット狙いで早めのピットインをしたフェルスタッペン陣営に対し、ルクレールはまさかのスピンクラッシュによってリタイア。あっけない幕切れでしたねぇ。
フェラーリは残ったサインツも作戦がドライバーとピット間で一致せず混乱し、2-3位は復活したメルセデスが獲得しました。マックスはそんなメルセデス陣営とも10秒以上の大差を築いて優勝し、文字通りの敵なし圧勝劇でした。
2022年のレースでも特に語ることの困るこのフランスGP。ポール・リカールに開催地を移して復活してからは首位独走のレースが多く、記憶にあるのは21年のレッドブルのピット回数を増やした作戦勝ちくらいでしょうか。マニクールの方がバトルが多くて楽しかったと思うんですが、フランスGPそのものの存続が危うい今復活なんて夢のまた夢なんでしょうねぇ。
このモデルはタイヤがフィニッシュライン仕様のユーズドタイヤ風加工品となっています。ただ緊迫したチェッカーではなく淡々と首位走行しての勝利だったので、あまり思い出になるものではないですね。もっと僅差のレースでこの仕様にしてほしかったです……。
予選で先行を許しながらもレースは僅差で付いていき、アンダーカットなどピット戦略を駆使してライバルに揺さぶりをかけていく戦い方はこの頃にはフェルスタッペン陣営の得意技になっていました。相手をするフェラーリ陣営はまんまとミスを繰り返し、笑いが止まらなかったことでしょうね。
前年に続いて2連勝となったフランスGP。ただ内容は天と地ほどの差があり、同じ作戦勝ちでもこの年は相手が盤石メルセデスだったため緊張感のある戦いでした。
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