レッドブル RB19 M.フェルスタッペン バーレーンGP

レッドブル2023

最強伝説の始まり

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン バーレーンGP 2023】

歴代最多記録となるシーズン19勝を挙げた2023年の開幕戦仕様モデル。プレシーズンテストから好調だったレッドブルはエースのフェルスタッペンがポールトゥウィンを決め、盤石の滑り出しを見せました。

アストンマーティン・フェラーリ・メルセデスらによる激しい3位争いを尻目に、レッドブルチーム史上初となる開幕戦1-2フィニッシュを決めたこのレース。ペレスより先にピットインしたことで全周リードとはなりませんでしたが、チームメイトに12秒近い大差をつける圧勝劇でした。過去2年不運から開幕戦優勝を逃してきた彼にとっては待望の勝利で、この時には既に「今年誰かマックスを止められるのかな……」とタイトル争いに諦めを持つような独走状態でしたね。

その開幕戦の勢いのまま連勝街道を突き進むかと思われたマックスですが、続く第2戦サウジアラビアGPでは予選中のPUトラブルによりチームメイトのペレスに勝利を譲る結果に。更にそのペレスが得意とする第4戦アゼルバイジャンGPではSCタイミングの妙から敗れてしまい、4戦で2勝2敗と互角のスタートとなりました。結果的にこの2敗が大台のシーズン20勝に届かなかった要因なのですが、セカンドだと思っていたペレスに2度も敗れたことがフェルスタッペンのギアを上げたかのような、以降は僚友を完膚なきまでに叩きのめすシーズンとなっていきましたね。

シンガポールGPを除いた22戦中21戦で勝利を挙げることになった歴史的名車RB19。フェルスタッペンは最多優勝や最多表彰台に加えて最多リードラップ、最多ポイントに最高勝率とあらゆる歴史的な金字塔を更新する大偉業を成し遂げました。今後これ以上1シーズンで成功を果たすドライバーは現れないでしょうから、この2023年というシーズンを見届けられたことはF1ファンとして幸運ですね。まぁ、ぶっちゃけおかげで大半のレースはつまらなかったのですが……。

2021年、2022年と勝てそうであと一歩届かなかった開幕戦バーレーンGPの勝利を挙げ、幸先よいスタートとなった2023年。その過去2年間はスタートで躓き追い上げる展開だったからこそタイトル争いが繰り広げられていたので、振り返ってみればそんな縁のない開幕戦を制した時点でマックスのチャンピオン獲得に敵がいないことは3月初頭にして明らかだったのでしょうね。

ちなみに、2022年は当時の最多勝記録だったシーズン15勝に感動して15台全てのミニカーを購入するという馬鹿げたことをしましたが、2023年は19台というとんでもない台数に加えて当時の為替レートがあまりにも悪化していたことから約半分の10台程に留めておきました。最近のフェルスタッペン別注モデルはトロフィー付きとかそういう工夫が少ないですもんねぇ……。

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