歴史に残る大金字塔

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン カタールGPスプリント 2023】
フェルスタッペンが無敵の走りで三連覇を達成した2023年シーズン。前人未踏のシーズン19勝、加えてシーズン中に10連勝を達成という、まさに敵がいない圧勝劇での戴冠でした。

エミリア・ロマーニャGPが洪水被害でキャンセルとなり、全22戦+6回のスプリントで争われることになった2023年シーズン。
開幕戦で盤石の優勝を果たしますが第2戦サウジアラビアGPでは予選中のトラブルからチームメイトのペレスに敗れ2位に。さらに第4戦アゼルバイジャンGPではスプリント&決勝レース共にペレスに敗れ、ポイント差を6点まで縮められます。

これで完全に火が付いたのか、フェルスタッペンはここから怒涛の10連勝を達成し「ペレスとのタイトル争いなんてありえない」というメッセージをリザルトで突きつけます。5月上旬のマイアミGPから9月上旬のイタリアGPまでの4か月間、2回のスプリント含む12レース全てで優勝という歴史的な快進撃でした。
レッドブルが苦手なシンガポールGPでは5位に転落しますが、その後のレースでは再び7連勝。結果的にシーズン19勝の歴史的な記録を残して三度目の王座に輝きました。

唯一の弱点は「悪路に弱い」ことくらいしか欠点がなかった、歴史に残る名車「RB19」。6回のスプリントを含めた28回のレースでチームが勝てなかったのはシンガポールGPとカタールGPスプリントの2つのみという、まさに敵なしのマシンでした。
速さ・信頼性ともに歴史的に見ても最強クラスなのですが、そのシンガポールGPで表彰台に登れなかったことで全戦表彰台獲得記録が達成されなかったのが惜しいですね。

最多優勝・最多連勝に加えて最多表彰台や最高勝率、さらに初の獲得ポイント1000点越えなど主要なものからマイナーなものまであらゆる記録を塗り替えたフェルスタッペンの2023年シーズン。
おそらくこれ以上の独走劇は当面見られないことでしょう。後世のために書き起こしておくと、これほどの大記録を目の前にすると「独走でつまらない」を超えて「どこまで記録が伸びるか」に注目しながら楽しめた稀有な年だったと思います。
チャンピオンを決めたカタールGP仕様のモデル。この2023年は史上初の「スプリントレースによる王者決定」というシーズンでしたので、変わったミニカーがいくつかリリースされました。
















































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