フェラーリ通算50勝

【アシェット フェラーリ312B3 N.ラウダ 1974】
この年のスペインGPでラウダが初優勝を挙げフェラーリは通算50勝を達成。この年からスポーツカーへの参戦をやめF1に一本化、後のフィアット会長モンテゼモーロがマネージャーに就くなど歴史の転換点となりました。

前年1973年のBRMでの好走が目に留まり跳馬のシートを得たラウダ。当時のエース、レガツォーニの推薦もあったとされ、この時代の様子は映画「RUSH」にも描かれています。
期待に応え開幕戦で2位、第4戦で優勝と序盤からレガツォーニを凌駕する働きを見せるのですが、終盤の5連続リタイアによりタイトル争いには絡めませんでした。

初優勝のスペインGPはウェット→ドライのレースで、当時チームはタイヤ交換を「35秒」で完了させたことで勝利を掴んだとされています。このタイムは時代背景を考えると確かに早い。
ラウダはコース外での開発能力も評価され、チームは名将モンテゼモーロが率いており、残した結果やエピソードを見てもこの当時のフェラーリは非常によいチームだったと想像できます。

1970年から登場した312Bシリーズの最終系「312B3」。そのルックスはタイトルを獲得した名車「312T」とそっくりで、よく知らないとカラーバリエーションにも思えてしまいますね。
このマシンの弱点だったアンダーステアは名アイデア「横置きギアボックス」により解消、ラウダとシェクターにより3度のタイトルに輝きます。開発面もしっかりしていますね……。

シーズン序盤からエースを上回り、瞬く間に跳馬を掌握したラウダ。以降離脱までの華々しい期間は今更語るまでもないのですが、終ってみればわずか4年の蜜月でした。
なおモンテゼモーロはその最後、1977年限りで現場を離れフィアットの役員入りしたそうで、さすが後の会長、できる人の立ち回りに感服します。
せっかくドライバー・スタッフを優秀な人材で固めて結果を出しても一瞬で崩壊してしまうのがフェラーリの伝統なのですかねぇ……。
200勝まで積み上げたフェラーリ。この期間山あり谷ありですが、やはり突出してトッド&シューマッハ体制の息の長さが目立ちます。あれは奇跡だったんだろうか……。
















































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