初開催も勝つ

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン ラスベガスGP 2023】
リバティメディアの肝いりで初開催されたラスベガスGP。日本的には日曜午後決勝という見やすい時間で素晴らしかったです。微妙かと思われたコースレイアウトもバトルが多かったですね。

予選ではフェラーリ勢に先行を許すも、サインツはFPでコース上のマンホールがマシンを破壊したためグリッド降格、残るルクレールもスタートであっという間に抜かれてしまい、以降はいつものマックス一人旅になるかと思われました。しかしこのレース、とにかく気温が低かったようでタイヤの熱入れに苦戦するマシンが多く、彼もまたグリップに苦しみルクレールに抜き返されています。

その後SCのタイミングでルクレールに近づき、彼のミスで首位に返り咲いたフェルスタッペン。負けたルクレールも最後は意地でペレスから2位を奪ったのはかっこよかったですね。開催初年度の市街地コースなのでもっと慎重に進むかと思いましたが、フェラーリvsレッドブルの激しいバトルが見れたのは嬉しい驚きでした。ラスベガスGPは開催に際して地元との問題が噴出していたようなので、ショーの魅力を伝えられたのは今後に向けてよかったですね。

ラスベガスのネオンがそのままマシンに移り込んだような、こちらも素晴らしいカラーリングの一台。ラスベガスGPでは中継に映る全てのネオン広告はF1にお金を払っているそうなので、100万ドルの夜景どころではないお金が動いていそうな「超・お高い夜景」なんだろうなぁと思って観ておりました。

2024年後半にレッドブルの苦戦が始まった頃には「問題は2023年後半から発覚していた」なんてチームのコメントがありましたが、確かにフェラーリが優勢と思われたこのレースでマックスはかなり強引にペナルティ上等で追い抜きを仕掛けたほか、途中ラッセルとも接触するなどかなり「大味」なドライビングを見せていました。「うわー18勝目だー!すげー!」なんていうのは外野の感想で、この優勝は結構紙一重だったのかもしれません。
前回、40年前の1982年にこのラスベガスGPでタイトルを決めたのはウイリアムズのケケ・ロズベルグ。この時も公道を封鎖しての開催予定でしたが実現せず、ホテルの駐車場に仮設コースを設営して実施されました。40年越しに大金持ってやってくるF1怖い。
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