レッドブル RB8 M.ウェバー

レッドブル2012

最後の優勝

【ミニチャンプス レッドブルRB8 M.ウェバー 2012】

ウェバーが現役最後の優勝を挙げた2012年のRB8。気が付けばもう10年以上も前のマシンとなっていました。今ではすっかりドライバーのマネージャーの人ですね。

タイヤルーレットとも呼ばれた2012年の混迷の開幕数戦、ウェバーは4戦連続4位とそれなりの位置をキープしていたのですが、フェラーリとマクラーレンに押される展開が続きなかなか表彰台に手が届かない苦戦の一年となりました。

モナコGPではシューマッハのペナルティにより繰り上げポールスタートから優勝を果たし、シーズン中盤のイギリスGPでは絶対有利に見えたアロンソをラスト数周でパスして逆転優勝。シーズン2勝を挙げますが、これ以外に表彰台は2回しかなくタイトル争いに絡むことはできませんでした。

こちらは通常カラーのRB8ですが、ウェバー最後の優勝となったイギリスGPではクルサード発案のチャリティ企画参加者の顔写真がマシン全面に細かく貼られたスペシャルカラーリングでの勝利となりました。全体的にメタリックブルーのような澄んだ青色でかっこいいカラーリングだったんですが、さすがにモデル化は難しく一度もリリースされない幻のカラーリングとなっています。

チームがベッテルのタイトル争いに集中する傍ら、あまり存在感のなかったこの年のウェバー。翌2013年はベッテルに全く太刀打ちできず未勝利でF1を去り、以後はポルシェのLMPドライバーとして活躍、2016年をもってドライバーキャリアに幕を下ろしました。

現在はドライバーのマネージングを行っていて、今では今年のルーキー、ピアストリのマネージャーとしての顔の方が知られていますね。ピアストリにはウェバーが、そしてそのウェバーの背後にはブリアトーレがおり、ベッテル移籍以降のアロンソ・ピアストリの動きはブリアトーレ一派の仕業との噂も出たほどです。いろいろと「チーム・ベッテル」に苦しんだウェバーですから、マネージャーとしては結構やり手そうですよね。

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