アストンマーティン AMR22 N.ヒュルケンベルグ

アストンマーティン2022

これで終わりと思いきや

【ミニチャンプス アストンマーティンAMR22 N.ヒュルケンベルグ バーレーンGP 2022】

2020年のペレスの代役に続いて、ベッテルのコロナ感染に伴う代役として2年振りにF1復活を果たしたヒュルケンベルグ。この復活も驚きましたが、さすがにこれが最後だろうと思っていたので今年の復活劇には更に驚かされました。

2022年の開幕直後、ベッテルがコロナウイルスの感染によってチーム離脱を余儀なくされると、レーシングポイント時代の縁で旧知のヒュルケンベルグに白羽の矢が立ちました。ぶっつけ本番の参戦でしたが、バーレーンGPでは予選で、続くサウジアラビアGPでは決勝でチームメイトのストロールを上回り周囲を驚かせます。

とはいえ、この年のアストンマーティンは戦闘力に乏しくヒュルケンベルグの戦いの場もグリッド後方、入賞圏外での戦いでした。いくつかチームメイトを上回ったとはいえ、レース全体の中では存在感がほぼなく長年ヒュルケンベルグを追いかけてきた私もさすがにこれが最後だろうと思ったものです。というかこれがラストランだと思ったからミニカー買ったくらいだしね……。

22年のAMR22は前半と後半でガラリと姿を変えた一台でした。このフェラーリ寄りの開幕戦仕様のサイドポッドのデザインから、スペインGPとハンガリーGPの大型アップデートを経てレッドブル型に近づいていきました。シーズン後半のベッテルが活躍したモデルをいくつか予約していますが、サイドポッドを作り直すのならリリースは遥か先になりそうですね。ミニチャンプスは散々稼がせてもらったベッテルへの最後の餞別に、引退モデルくらいは早期のリリースを期待したいものですが果たして。

目立った活躍のなかった代打の2レースでしたが、若手のシューマッハの不安定さに苦しんだハースチームの目に留まり、同郷の後輩を追い出す形で2023年から4シーズンぶりのフルタイム参戦を勝ち取ったヒュルケンベルグ。まだ数戦ですが、今シーズンの走りを見るとその腕は衰えていないようで先輩マグヌッセンを圧倒しています。シューマッハを応援しているとさすがにもう彼の復活はいいんじゃない?という懐疑的な思いもありましたが、これはハースの決断が正しかったようです。表彰台へのチャレンジは続く……。

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