2023 スーパーフォーミュラ開幕戦 富士に行ってきました

イベントレポート

レースを観よう!

昨年末に鈴鹿でスーパーフォーミュラ最終戦を観戦したものの、小林可夢偉選手に会うことが目的でレース自体はしっかり観れなかった私。エアロキットが変わったSF23のミニカーも買うのだから、やっぱりレースも観に行こうと今年の開幕戦を現地観戦してきました。富士スピードウェイに行くのは16年のWEC以来約6年半ぶりです。

今回購入したのはプラチナペアルームなるチケット。グランドスタンド最上部の、メディア中継用の個室を2名で利用できます。前回の鈴鹿観戦で感じたことですが、歳を取ると移動の多いサーキット観戦ではこうした個人ブースが休憩に非常にありがたいですね。観戦チケット・パドックパス・ピットウォークチケットがそれぞれ2名分とグランドスタンド裏のP12駐車場がついて6万円はなかなかお得でした。レース直前のグリッドサイドウォークがないのはしょうがないですね。

また現地観戦を決意したもう一つの理由は可夢偉選手の所属するKCMGチームの好調ぶりでした。体制を強化し、オフのテストでは好タイムを連発。前年の入賞圏外をウロウロするようなことにはならないだろうと期待をもってサーキットを訪れることができました。もはやスーパーフォーミュラを観に来ているのかKCMGを観に来ているのかわからないですね。そろそろグッズが欲しいのですが、グッズ付き観戦券は瞬殺しサーキットでは販売されていないため一向に手に入れられる見込みが立ちません。せめてフラッグくらいは欲しいのですが……。

SGTを観に行ったことがないので比較できませんが、スーパーフォーミュラはファン対応がかなり積極的で感動します。前年最終戦でようやく試験開放されたパドックパスですが、今回のピットウォークではほぼ全てのチームでサイン会を実施していました。イベントスペースでは全ドライバーのヘルメットを展示したり、シリーズを盛り上げていこうという意思がひしひしと感じられます。人気が高まっても今のファンとの距離感を維持してくれると素晴らしいですね。

そんなピットウォーク、各チームのファンサービスに加えて新しくなったSF23も注目の的でした。フロントとリアのウイングはかなり曲線的な形状で、先代SF19から一気に近代的な見た目になりましたね。迫力があってとてもかっこいいです。しばらくF2のマシンが更新されていないので、今一番F1に近いフォーミュラレースは間違いなくこのスーパーフォーミュラでしょう。

今回も運よく可夢偉選手と国本選手にお会いすることができました。どちらもSF19を買っていますので、スパークのケースにサインを頂きました。ミニカー自体も持ってくればよかった……。

今回想像以上に多くのチームがサイン会を実施していて、一応念のためにと少数持ってきていたサイン用のケースが初日で尽きてしまう嬉しいハプニングがありました。ただ幸いここは模型の聖地静岡県でしたので、夜に車を走らせて中古モデルを購入し、歯磨き粉で傷を研磨して二日目に備えるというファインプレーで対応することができました。私はこんな機転が利くほどベテランコレクターになってしまったのですね。

今回の目的はレースをじっくり観ることだったので、少しでも多くのアクションを観ようと二日とも1コーナーの先端で観戦しました。結果的にこれが大当たりで、気温の低かった初日は複数の接触を、天気の安定した二日目はいくつものオーバーテイクを目の前で観ることができました。富士のコースの特性もあるのでしょうが、本当に大満足のレース観戦となりました!

見逃し配信も無料なので、日本人F1初優勝の歴史的な瞬間もバッチリ見直しできます。

また今回はABEMAの中継が大活躍。SF Goはお値段的に契約するには至らなかったのですが、開幕直前にABEMAで無料中継が決定したのでレース中に同時視聴しました。1分ほどの遅延があったものの、1コーナーにはモニターがなかったのでリプレイ用として使うことができました。これがあればどのコーナーでも快適に観戦できるなぁ。テレビ観戦が体に染みついてると現地観戦でも何かあるとリプレイは?って頭が考えちゃうんですよね笑

第1戦の2周目で追突事故が起きた直後のシーン。これまで何度かレースを現地観戦してきましたが、目の前でクラッシュを観るのは初めてだったのでその音と衝撃にびっくりしました。マシンって本当に壊れるんだね……。

またレース終盤のアレジと福住選手の接触では福住選手のマシンが後ろ向きで丁度目の前のガードレールに突っ込んできて、初めてレーシングカーに恐怖しました。映像でレースは危ないものだと知っていても、実際に一瞬でも自分が事故に巻き込まれるかもしれないと感じて思う恐怖は全くの別物で、今後のレース中継への観方が少し変わるな、と感じる出来事でした。怖かったー。

話題の人物から一躍この週末のヒーローになった、レッドブル育成のリアム・ローソン選手。史上初めてのSFデビューウィンは見事なアウトラップによって達成されました。絶対タイヤスモークをあげるだろうと予想してカメラを構えていましたが、案の定そのシーンを撮影することができて満足です。

その人気はすごいもので、無限チームのサイン会を目指して初優勝後の日曜日のピットウォークでは1時間近く並んで列の先頭にいたものの、先行入場された方々で既に予定枠は終了していました。もう一般のチケットでは彼のサインはもらえなさそうですねぇ。

競争力が格段に向上したKCMGは可夢偉選手が今シーズンベストの6位を達成。12位あたりから目の前でバシバシとオーバーテイクを連発するところを観れて大満足の週末でした。チームは予選のトラブルだったり国本選手はレース中もトラブルに泣いていたので、この辺が解決すれば今シーズン中の表彰台も夢ではないのかな、なんて期待してしまいますね。

これまでF1以外のレースはインディ500やルマンなど主要なレースを観るばかりでシリーズを追うことはなかったのですが、ABEMAでの観戦がかなり楽だったので今シーズンはSFの中継も観ていこうかなと思います。また今シーズンはあと1-2回、SUGO・茂木・鈴鹿あたりで現地観戦出来たらいいなーと考えていますが、実現するでしょうかねぇ。

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