追悼レース
【ミニチャンプス レッドブルRB18 M.フェルスタッペン アメリカGP 2022】
レースの直前にチーム創始者のマテシッツ氏が死去したことで、レッドブルファミリーにとって追悼レースとなったこのアメリカGP。チームは落とせないレースをフェルスタッペンと共にしっかり勝利しました。
サインツ-フェルスタッペンという、マテシッツに見いだされたレッドブル育成ドライバー同士のフロントロー対決となったこの一戦、マックスは1コーナーまでに早々に首位を奪うとそのまま一人旅でいつもの独走レースになるかと思われました。
レース中盤、レッドブルに珍しいピットミスがフェルスタッペンを襲い11秒以上もの静止を強いられると、フェラーリ・メルセデスに先行を許します。ただそこはフェルスタッペン、無線でチームのピットワークに皮肉を言うも淡々と追い上げ首位まで自力で返り咲くのでした。
アメリカGP仕様の星条旗柄のスペシャルヘルメットくらいしか差別化されていないこちらのモデル。生産数も333台ととても少ないですね。台紙デザインはこの週末のイベントをよく表していて良いなと思ったのですが、裁断がめちゃくちゃでケースに入らず変な折り目が付いています。これ以降のMV別注モデルは今のところほぼこんな感じで、品質劣化が著しいですね。絶対マックスの連勝に生産が追い付いてないと思います。
マテシッツと共にチームを支えたホーナー・ニューエイの3ショットが印象深いこちらのモデル。感動的で追悼には相応しいデザインかなと思いましたが、この翌年2023年にはホーナーとマルコの確執報道が、そして24年にはホーナーの不適切問題報道などがあり印象が大きく変わる一台となりました。この写真にマルコが写っていない理由って、ホーナー一派との確執があったからとか……?まさかね。。。
メルセデスのハミルトンがシーズン初優勝まで残り6周というところに迫りましたが、無情にもマックスが追い抜いて自身のカーナンバーと同じ33勝目を達成しました。またこの勝利によってレッドブルは2013年以来9年振りのコンストラクターズタイトルを獲得。Wタイトル決め、天国のマテシッツに対して最高の追悼レースを見せました。しかしこんな強固なチームでも創始者を失うと歴史にならって内部崩壊が起こるのですから、組織って難しいですねぇ。
前年のアメリカGPはホンダロゴがアキュラに変わるなど目立つ変化があったのですが今年はそれもなく、生産台数も半減されました。うーん、最近のマックス別注ミニカーって売れてるのかなぁ……。
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