どこからでも勝つ

【ミニチャンプス RB18 M.フェルスタッペン ベルギーGP 2022】
予選でポールポジションを獲得しながらPU交換で14位スタートとなったこのレース。前戦ハンガリーGPに続いて後方からの追い上げとなりましたが、再び勝利を収めます。

ソフトスタートで序盤からの追い上げを図ると、計画通りに順位を上げていったマックス。同じくPU交換で15位スタートのルクレールが後方で苦しむ一方で、フェルスタッペンはわずか8周で11ポジションを上げ3位まで復帰してきました。

その後首位サインツのピットインと2位ペレスとのチームオーダーにより、なんと12周目には首位に浮上します。スパは一周が長いため44周レースと周回数が少ないですが、ウェットレースでもないのにスタートからまだ1/4ちょっとしか終わってない段階で14位スタートのドライバーがトップを走行しているというのは信じられない光景でしたよね。

ミニカーにも若干の変更が加えられている「RB18」後半戦仕様。サイドポッドの形状が違うので「ORACLE」ロゴの巻き込み具合が開幕戦と違うのですが、そんなことを気にしてミニカーを買っている人がどれだけいるのでしょうか。この頃には脱落コレクターも多かったようで、生産数が500以下になることが増えてきましたね。

圧勝も圧勝、それもレース前半には既に勝利を手中に収めていたということで、この年一番力強いレースとなりました。ベルギーは彼の出生地ですが、2021年に大雨の中SC先導で数周走って勝利を掴んだだけでそれ以前はあまりいいリザルトに恵まれませんでしたよね。この勝利は彼のスパでのベストリザルトであることはもちろん、個人的にも2022年のマックスの勝利で一番印象深いものでした。
夏休み前のハンガリーGPに続き、休み明けも後方からの勝利して最強マシンであることを証明した「RB18」。2022年ですでにこの調子なので、予選のミスが減った翌23年の連戦連勝は必然だったのでしょう……。
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