豪雨でも勝つ

【ミニチャンプス レッドブルRB19 M.フェルスタッペン オランダGP 2023】
母国3連覇を達成した2023年のオランダGP。雨から始まり途中ドライ、最後は大雨で赤旗中断を経ての5周スプリントという大忙しのレースでしたが、盤石の走りで勝利しました。

8月末に行われた2023年のオランダGP。5月上旬のマイアミGPからフェルスタッペンは連勝を続けていたので、母国のファンとしては是が非でも彼の連勝を見たかったことでしょう。ハミルトンとのタイトル争いの中で制した21年、圧勝の22年に加えウェットレースを制したこの23年と、オランダのファンは見ごたえある勝利が続いて羨ましいですね。

途中ドライへのアンダーカットを決めたペレスに先行を許しましたが、再度の雨ではマックス先行でピットさせたことで難なく順位が逆転しました。既にチーム内の上下関係は明確化していましたが、ペレスはペレスでピットレーンのスピード違反で表彰台を逃しているのでチームの決定を自分で正当化してしまっています。思えばこの頃から既に怪しかったなぁ……。

モナコGPに続いてインター装着モデルとなったこのオランダGP仕様。マックスは本当に雨で強いと感じるドライバーで、21年のイモラや24年のサンパウロなど記憶に焼き付くレースが多いですね。それ故に21年のトルコGPでボッタスに敗れたのはちょっと残念かも……。

9連勝で最多連勝記録に並んだフェルスタッペン。もうタイトルはほぼ手中に収めたような状態でしたが、応援する母国のファンにとっては「目の前で連勝記録が止まらないか……」とヒヤヒヤものだったりするのでしょうか。ホームレースで地元ドライバーの連勝記録を心配するなんて、想像もし得ない世界だなぁ……。
この1レースで全てを体験した、と語ったのはこれがデビュー戦だったローソン。まさかここからたった1年半でマックスのチームメイトに昇格、そして降格するなんて、最近はルーキーのデビュー環境が過酷すぎますね……。
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