レッドブル RB18 S.ペレス モナコGP

レッドブル2022

ここまで絶好調

【ミニチャンプス レッドブルRB18 S.ペレス モナコGP 2022】

メルセデスが失速し台頭したフェラーリも自滅した2022年シーズン。ペレスは念願の母国初優勝とはなりませんでしたが、モナコGPを初制覇して市街地が得意という評価を確たるものにしました。

前年2021年の最終戦ではタイトルを争うチームメイトのため、ハミルトンに果敢なバトルを仕掛けたペレス。前年は前半で大きく出遅れましたがこの22年シーズンは復調して多くの表彰台を獲得し、このモナコGPの優勝直後はチームと一番よい関係が築けていたのではないでしょうか。

公式発表前にも関わらず、表彰台の直前には「契約更新が早すぎたかな」なんてハッピーな話が漏れ聞こえてきましたよね。

しかしペレスのシーズンはこの優勝を期にフェルスタッペンとの差が広がっていくばかりでした。フェラーリに押され表彰台を獲得できないレースが続き、終わってみればチームメイトの15勝に対してわずか2勝に終わっています。

モナコGPでのピット判断で優勝が自分ではなくペレスに向いたことにフェルスタッペンは激怒し、以降シーズン中盤からの彼の走りは勝利に対する圧倒的な貪欲さが見えていましたもんね。

どこからでも優勝できると話題を呼んだこの「RB18」。ペレスもコンスタントに表彰台を獲得しているとはいえ、ヨーロッパラウンドでは復調したメルセデスにも苦戦しました。

ペレスが優勝した2レースでマックスが表彰台に乗れなかったのは1戦のみですが、逆の立場ではマックス15勝のうちペレスは8回表彰台を逃していますので結果的に大きな点差が生まれてしまいました。マックス専用機だったのかなぁ。

2021年にペレスがチームに加入した直後は各セッション後に二人で話し込む様子が頻繁に見られましたが、この頃からは一切そうした光景がなくなってしまいましたね。

マックス自身は早々に戴冠を決めたのに、ペレスがランキング2位をルクレールと争う終盤ブラジルGPではペレス先行のチームオーダーを拒否。逆転2位のチャンスもあった最終戦でもサポートもせず何食わぬ顔でポールトゥウィンと、前年二台でハミルトンを追い詰めたあの友情はどこへ行ってしまったのかと感じました……。

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