ハース VF-23 N.ヒュルケンベルグ

帰ってきた予選番長

【ミニチャンプス　ハースVF23 N.ヒュルケンベルグ　2023】

ミニチャンプスから今シーズンのモデルのリリースが始まりました。第1弾はなんと驚きのハースから。現在ミニチャンプス独占販売のため例年発売を後回しにされ22年モデルの発売すらまだなのですが、Sparkyからリリースされるなど販売体制が少し変わるのかもしれませんね。アルファロメオ化する噂もあるし……。

チームから散々酷評されたミックの後任として採用された大ベテランのヒュルケンベルグ。前年ベッテルのコロナ感染時にスポットで代役を務めていましたが、フルシーズンの参戦は少し疑問符が付きましたよね。蓋を開けてみればチームに慣れ親しんだマグヌッセンを圧倒するなど、年齢を感じさせない速さを見せました。

今年のハースはとにかく決勝のレースペースがダメダメなのですが、予選ではヒュルケンベルグがQ3の常連になりつつある躍進を見せました。ペレスより1年先輩の彼ですが、この時代はベッテルに蹂躙されてしまったので若手は一芸あるドライバーしか生き残れませんでしたからね。伊達にデビューイヤーでPPを獲得したわけではないのでしょう。

悪名高いリッチエナジー以来となるタイトルスポンサーのマネーグラムを獲得し、財政が安定したハース。来年もドライバーラインナップ継続を早々に発表しましたが、年齢的にいつ崖が来るかわからないヒュルケンベルグと調子を落とし続けているマグヌッセンのコンビは大丈夫なのかなぁ？と思います。このチームってドライバー変更を極端に嫌いますよね。

ハースというチームはたまに入賞争いはできるものの上位にはこないので、彼の表彰台チャンスは今年はないかなーと思っているものの、予期せぬ時に何かあるかもという微かな期待もあったりなかったり。

学生時代に応援していたドライバーを今でも見れることは幸せなのですが、年々日曜日の彼の存在感が薄まっているのは確かなので、代役待機なんかではなく満足いくまで戦って温かく引退してくれたらなーという気持ちになりつつありますね。