一番かっこいいハミルトンのマシン

【ミニチャンプス メルセデスW08 L.ハミルトン スペインGP 2017】
100勝100PPが近いハミルトン、生み出した記録は数多ありそれを生んだマシンも多々あるわけですが、私はこのマシンがハミルトンのキャリアの中で一番かっこいいマシンだと思います。

2017年のハミルトンは前年ロズベルグに敗れたリベンジに燃え、シーズン前半はフェラーリに優勝を譲るレースがいくつかあったものの終わってみれば9勝と全戦入賞の圧勝劇で4度目のタイトルを決めました。後半戦は敵なしの強いハミルトンが帰ってきましたよね。

2017年からのルックス改善を目指した新規定は全チームのマシンの姿を劇的にかっこよくしましたが、中でも最強メルセデスのルックスはやはり一番だったと思います。7年ぶりに復活したシャークフィンもメルセデスはただのフィンではなく、上部にスリットが設けられ廃熱が行われる進化を果たしていました。この辺の細部へのこだわりが連続王者の証なんでしょうかね。

「W08」は3種類リリースされていますが、通常版のロシアGP仕様は背びれの国旗とカーナンバーの表示がなく、タイトルを決めたメキシコGP仕様は背びれの形状が膨らんでいてシャープではありません。まさにシャークフィンというこの形状で先端に綺麗にユニオンジャックをあしらったこのスペインGP仕様こそ一番かっこいいのではないかと思いますね。

この年からはタイトル争いに新たなライバルとしてベッテルが登場しましたが、本人はチームに敵がいないことに非常にご機嫌だったのか「レーシングが楽しい」と発言して常にご機嫌だったようでした。負けない余裕の表れだったのかもしれませんが、その通りに終わってみれば完勝で変化したシーズンを終えています。
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