ボッタス初優勝

【ミニチャンプス メルセデスW08 V.ボッタス ロシアGP 2017】
ロズベルグの電撃引退でトップチーム昇格のチャンスを掴んだボッタスが4戦目にして初優勝を達成。ペースに勝るベッテルを抑え込んでの勝利で、その後の更なる活躍を期待させました。

開幕数戦はチームに慣れていなかったのかハミルトンとの差が大きかったボッタスですが、初優勝を挙げたロシアGPでは予選3位から首位に浮上しそのままレースを支配しました。
ウイリアムズの遅いマシンで格闘する彼を応援してきた私にとっては待望の瞬間で、これからこうした力強いレースが多々続くのかと期待したのですが、結局この年がピークでしたねぇ……。

第9戦オーストリアGPでもロシアGP同様、首位を走りながらペースの速い2番手ベッテルに終われる展開が起きましたが、こちらもしっかり抑えて2勝目を挙げました。ハミルトンが表彰台を逃したレースでしっかり勝ち切り、トップドライバーの仲間入りを果たしていたと思います。

初優勝のロシアGP仕様はカーナンバー表示ルールが厳格化される前なので、背びれに何も掲載されておらずシンプルなマシンとなっています。ちょっと寂しいですね。
「ディーヴァ」と称され扱いにくさが話題を呼んだ「W08」ですが、年間リタイアはボッタスのスペインGPのPUトラブルのみと抜群の信頼性の高さを見せました。スコアを見ればボッタスは6度の2位フィニッシュを記録し、セカンドとしては初年度から非常に優秀でしたね。

その後の何が彼をこうさせたのか、すっかりハミルトンに敵わなくなってしまいたまに首位を走ろうものならフェルスタッペンやルクレールに雑に追い抜かれることになるボッタス。やっぱり翌2018年にチームオーダーで1勝も挙げさせてもらえなかったことが響いたのでしょうか……。
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