最後のルノーエンジン

【ミニチャンプス アルピーヌA525 P.ガスリー 2025】
前年悲劇的なスタートから終盤W表彰台を獲得するまでに躍進したアルピーヌ。その延長を期待されましたが、この2025年は全く見どころのないシーズンとなってしまいました。

エースのガスリーをして入賞7回、最高位6位という微妙な成績に終わったアルピーヌ。僚友コラピントは一度も入賞を果たせず、チームの期待はガスリーが一身に背負っていたと思います。
ブリアトーレをアドバイザーに迎え強引に改革が進められる中で結果へのプレッシャーは相当だったと思いますが、見事に応えていましたよね。本人が想像した母国チームのエース待遇とは程遠かったと思いますが……。

アルピーヌはこの年22点を稼ぎ出したもののグラウンドエフェクト最終年で差が縮まったグリッドでは通用せず、チームはコンストラクターズ最下位に沈む結果になりました。
途中中断はありつつも1977年から50年近くF1で戦ってきたルノーエンジンの最後にしてはあまりにも悲しい結末となってしまいましたね。

この年チームで唯一安定していたものはマシンのカラーリングでしょうか。2022年にBWTを迎えて以降ピンクをどう処理するか試行錯誤が見られましたが、この年の「青地にピンク字」というデザインでようやく決着したようです。
これでも苦肉の策感が拭えませんが、数年前よりはマシでしょうか。2021年のアルピーヌブルーはかっこよかったなぁ……。

アルピーヌというチーム名は残るものの、エンジンをメルセデスにスイッチしたことで「ルノーエンジン」が半世紀ぶりにF1から消滅する2026年シーズン。
過去70年以上ここでは盛者必衰が繰り返されてきましたが、どんな弱者も最後は静かに消え、生き残るのは強者だけですから、せめてそのチーム名は残るよう奮闘してほしいですね。
私たち世代では「ルノーのいないF1」もなんか違いますからねぇ……。
記念すべき最初のルノーエンジンはF1初のターボエンジンでした。発明と共に現れ栄華を極め、競争力を失えば数年で居場所を失う変わらないF1のサイクル。











































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