デアゴF1 第009号 フェラーリSF15-T S.ベッテル

フェラーリ2015デアゴスティーニ F1マシンコレクション

シリーズ一番の満足感

【デアゴ フェラーリSF15-T S.ベッテル マレーシアGP】

ベッテルがフェラーリで初優勝を挙げたマシンです。出来がよくシリーズのラインナップの中でも特に満足感の高い一台となっています。

このミニカーへの満足感を語るには、まずフェラーリのF1ミニカー事情を語る必要がありますね。フェラーリのF1ミニカーは98年から2014年までマテル社からホットウィールブランドでリリースされていました。

出来はライバルのミニチャンプスには劣るものの値上げには随行していて、あまりいい印象はありませんね。ライコネンやアロンソなどお気に入りのドライバーがマテル送りになったときは悲観したものです。

そんなマテルはフェラーリの低迷にしびれを切らしてか14年を最後に版権を手放し、代わりに買い取ったのがブラーゴでした。トイカーばかりだったので、確か版権の二次利用という形でルックスマートがコレクターの救済措置のようにミニカーをリリースしてくれています。

ここで問題なのは2,000円のおもちゃか12,000円の高いモデルを買うかの2択になってしまい、マテルのような中間層がなくなってしまったことです。そこそこのお金でぱっと見納得できるモデルはなくなってしまったのでした。

その空白地帯を埋めてくれそうなのがこのモデルです。2,500円にしてかなりの出来栄えです。マレーシアGPを制した時のオレンジのハードタイヤもしっかり着用しています。

今はルックスマートを買っていますが、出来はスパークと変わらないのに版権料として5,000円も上乗せするのはちょっと微妙な気持ちになるんですよね。

最も造形の細かいフロントウイング周りはこんな感じ。ブラーゴより対象年齢が上がっているので細かな部品が装着されています。

さて、そんな私の声を察してくれたかのようにブラーゴはドライバーを乗せたSignature シリーズというモデルのリリースを始めました。出来が良くなりドライバーを乗せても3,500円と元のミニカーから2,000円しか違いません。さすが版権元です。

コメント