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【ルックスマート フェラーリSF16-H S.ベッテル 2016】
開幕戦で優勝間違いなしという展開から不運の赤旗で3位に転落し、そのままずるずると調子を下げたベッテル。以降は不満爆発で放送禁止用語を連発する悪態付いたドライバーとしてシーズンを終えてしまいました。

この年2016年は2014年以来の未勝利となってしまったフェラーリとベッテル。7度の表彰台でチームメイトのライコネンには勝ちましたが、印象では大きく負けてたように感じます。リザルトを見ても4-5位が多く、3番手マシンでできる仕事はしっかりやっているんですけどね。
とにかく悪態が放送に取り上げられることが多かったので、他のドライバーへの文句叫びながらも必死に戦うライコネンの方が頑張っていた気がしました。

この年はマシントラブルが相次ぎ、特にギアボックスは何度も壊れていたかと思います。自責ミスはほとんど記憶にないので、本当にチーム・マシン起因でポイントを取りこぼしていましたね。
ただチームの作戦を疑問視して無視したことや不運への不満を暴言で伝えたこと、さらにそのほとんどを国際映像で放送されたことが彼の印象を悪くしました。さすがに印象操作ではないと思いますけども、問題児のような印象が強く残りましたね……。

アロンソが見限ったフェラーリですが、ベッテルは加入初年度に3勝を挙げ2016年も開幕戦では優勝争いと大きな期待を感じさせました。
が、シーズンが進むと案の定「いつものフェラーリ」に戻ってずるずると後退。アロンソが抜けて締まりがなくなったのか、チームは凡ミスも頻発しレッドブルに抜かれてからは再び抜き返しに挑む体力も残っていなかったようです。

あまりのイライラにレース中でも放送禁止用語を連発し、FIAまで批判する不良ドライバーとなってしまったベッテル。しかし、「そこまで言わなくても」と安易に彼を批判できないほどフェラーリの失態も散々なもので、もうどうにもならない負の連鎖となっていました。
そんな彼ですが最終戦ではメルセデスのタイトル争いに配慮して仕掛けることはせず、3位ながらもひとまず笑顔でシーズンを終えます。ほんと、お疲れ様でしたと声を掛けたい1年でしたね。
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