久しぶりの対外試合
【ミニチャンプス メルセデスW08 L.ハミルトン メキシコGP 2017】
大規模レギュレーション変更により、最速マシンを目指して生まれ変わったF1での戦いとなった2017年シーズン。過去3年までのメルセデスチームメイト対決とは一転、ハミルトンはフェラーリ・ベッテルの挑戦を受けます。
全20戦で争われた2017シーズン、マシン規定の変更により従来のメルセデスPUの独走状態は崩れ、ベッテルを迎えて3年目となったフェラーリが復活し対メルセデスの有力候補としてコース上でのバトルを繰り広げました。
前半戦はベッテル・ハミルトンともに4勝ずつを挙げますが、メルセデスはボッタスと勝利を分け合ったこともありポイントでベッテルに先行を許します。しかし夏休み明けの後半戦はメルセデスが従来の強さを取り戻すと、3連勝を皮切りにフェラーリを圧倒、相手陣営の相次ぐリタイアもあって最終戦を待たずにメキシコGPでタイトルを決めました。
現在まで続く大型マシンの基礎となった2017年シーズン。期待されたルックス改善の効果は素晴らしく、シャークフィンやTウィングなど予期せぬデバイスも登場しましたが2016年までのマシンとは見違えるかっこよさになりました。結局高コストが懸念されて再び変更される現行規定ですが、史上最速のマシンを目指したこの改革は現在のF1人気復活に役立ったのではないかと思います。
ハミルトンはメルセデスに移籍後初めてライバルチームとタイトルを争うことになりましたが、ロズベルグとのチームメイト対決には相当苦労していたのか、ベッテルとの戦いは追い込まれながらも楽しんでいる様子さえ感じさせ、常にマージンを持った戦いで余裕をもってタイトルを獲得しました。自身のタイトル記録を4に伸ばし、憧れたセナ越えをまた一つ達成します。
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