今年のミニカー ベスト&ワースト 2021

今年のミニカー ベスト&ワースト

早いもので今年も年の瀬となりました。今年はF1シーズンが過去例にないほどの激戦だったため一週一週が非常に早く、あっという間に一年が終わってしまった印象です。今シーズンを見ていた人は同じ感想を持つ人も多いのではないでしょうか?

さて、年末恒例にしたい今年のF1ミニカーあれこれ振り返り記事も無事に2年目を迎えることができました。個人的な今年のベストとワーストをランキング形式でご紹介する、年末の総決算です。

最も読まれたミニカー記事ベスト5

まずは今年このF1ミニカーあれこれで最も読まれたミニカー記事のトップ5のご紹介です。

まず第5位は2007年チャンピオン、ライコネンのF2007。2/26公開。記事はこちら

公開当初はそれほど伸びなかったものの、引退を発表してから注目が集まり滑り込みでランクインしました。やはりライコネンといえば、F2007かMP4-20の印象が強いですよね。円熟期のE20やSF71Hも好きですけども。引退してしまいましたが私の一生のヒーローであることには変わりなく、来年もミニカーは続々紹介予定です。

第4位はフェラーリ SF90 M.シューマッハ。1/10公開。記事はこちら

ミニカーコレクターであってモデラーではない私はあまりカスタムをしないのですが、ミックが初めてF1をテストしたこのマシンのミニカーはどうしても手にしたく作ってみました。代替デカールでごまかした一台ですが、作ったあとにサードパーティ製のカスタム用のデカールを手にしたので、時間があるときにまたアップデートしたいなーと思っています。しかしミックの1/43が全てハイボックス仕様になるのは予想外でしたね。これもケースを変えようかなぁ。

第3位は近年大ブレイク中のガスリー初優勝マシン。4/30公開。記事はこちら

ミニチャンプスも予約していたのですが先にリリースされたスパークを見て我慢できずに購入し、ケースを移植した一台です。これから気にいったメモリアルなモデルはミニチャンプスのチェッカー柄と、台紙を自作したスパークで2台揃えるのもありかなーと思いました。ミニチャンプス版はまだ紹介していないのでこれは来年に持ち越しです。

第2位も引き続きガスリーの初表彰台マシン。2020/5/28公開。記事はこちら

1年半以上も前の記事ながら、国内では未だにミニチャンプスから発売されていないためか根強い人気があります。私はミニカーコレクターというよりミニチャンプスのミニカーコレクターなので、先にリリースされるスパークモデルを羨ましく思いつつもスルーするのですが、こうしてミニチャンプスが後からリリースしてくれないリスクが怖いですよね。これ今ではプレ値になっていますし…。

ちなみに台紙をリニューアルしたこちらのバージョンも公開中です。

そして今年最も読まれたミニカー記事は、ブラーゴ シグネチャーシリーズ SF90 レビューでした。2020/8/3公開。記事はこちら

別に模型に詳しくないのでレビューをすることはなく淡々とマシンへの感想を書き連ねるこのブログですが、珍しくミニチャンプスコレクターとして違いを見てみた記事です。古い記事ですが今年はレッドブルホンダの大活躍でミニカーを買ってみようと思った人が増えたんでしょうかね?ブラーゴはコレクション入門としては素晴らしい商品だと思いますし、少しお金を掛ければこのマシンのようにドライバー付きも買えます。この記事がF1ミニカーコレクターの新規開拓に少しでも役立っているのだとしたらとても嬉しいことですね。

最も読まれなかったミニカー記事ワースト5

一方で残念ながら読まれることがほとんどなかったワースト5がこちら。1967年チャンピオンのD.ハルム。記事はこちら

昨年も予想した通り、今年もワースト5にランクイン。個人的に日本では最も馴染みのないチャンピオンの一人だと思っています。来年も3年連続ランクインかな。彼のキャリアは結構面白いんですけどね。

ワースト4は1960年チャンピオンのJ.ブラバム。記事はこちら

ブラバムが連覇したマシンです。60年代までのチャンピオンマシンはかなり初期の記事なので、なかなか読まれることはありません。それでも50年代がここにランクインしないところを見ると、50年代まで古いと興味を持ってもらえるんでしょうかね。

ワースト3は2011年のペトロフ。記事はこちら

今年のアルピーヌがエンストンのチームらしい独創的なインダクションポッドを搭載したことで、同じく独創的だった前方排気を搭載したこのマシンが人気になるかと思いきやそんなことはありませんでした。

ちなみにこちらのハイドフェルドのマシンの記事には、ロンドンのロータスショップで宙づりに展示されていたR31を下から撮影した、貴重な前方排気を下から覗ける写真を掲載しています。

ワースト2は2011年のディレスタ。記事はこちら

2011年のマシンは台数も出回っているので、あまり人気がありませんね。今年はインタビュアーの仕事もバトンやクルサードに取られていた印象です。当ブログ唯一のディレスタのマシンなのですが、そのせいで人気が落ちたとか?ないか。

さて、今年最も読まれなかった記事は1963年チャンピオンのJ.クラーク。記事はこちら

2年連続のワースト入りです。レジェンドドライバーなのですが、古すぎるせいか日本ではあまり話題にならない印象です。日本だと古くてもジル・ヴィルヌーブくらいからですもんね。

ちなみに、ワーストランキングからは画像のみの掲載がメインのデアゴシリーズは除いています。デアゴも含め当ブログで今年最も閲覧の無かったマシンはこちら。脅威のPV数「2」です。

最も高い買い物だったミニカートップ3

今年は実験的にいろいろ買った昨年とは異なり、本当に欲しいものを絞って買ったので高価な買い物もありました。どれも未開封品のため開ける勇気がありません。紹介するのはいつになることでしょう…。購入金額はご想像ください。

まずはポルシェがF1で唯一勝利を挙げた1962年の804です。度々噂になるポルシェのF1参戦ですが、決まった時にはこのミニカーを紹介したいものですね。ちなみに国内ではどうしても手に入らず、初めてebayで購入したマシンです。フランスから破損なく無事に届いてくれました。

続いては1990のアレジ、USA GP仕様です。これはモデル化していることすら知りませんでした。今は亡きForza別注品ですから、さぞ古いものなのでしょうね。あの伝説のセナとアレジのフェニックスでのバトルということもありますが、思い出のショップForzaの別注品ということもあって購入しました。

最後は雨の中嶋の伝説を残した1989年のロータス。オフシーズンにフジNextでこのレースを見たので、気に入って購入してしまいました。今年は角田君のデビューとあって、歴代の日本人ドライバーのマシンを買うことが多かったですね。スパーク製で出してくれているロム別注シリーズには感謝です。

今年買って後悔したミニカーワースト

さて、昨年は色々かったのでいらなかったなぁと後悔したモデルも多々ありましたが、今年は数を絞ったことで不要なものを買うことはほとんどありませんでした。なので全体的に満足のいく買い物ばかりだったのですが、唯一不満を感じたのがこの一台。

記念すべき角田君のデビューマシンです。理由はもちろん京商別注という意味不明な仕様となったこと。今年はミニチャンプスコレクターとして、輸入元の京商が駿河屋に買収されるという大きなイベントがありました。価格の変化、入荷タイミングの変化など、危惧する影響は多々あったものの今のところ大きな変更はありません。そんな京商からExclusiveシリーズとしてリリースされたこの一台。特別仕様とはよく言ったもので、ロゴをでかでかと掲載したいがために用意したとしか思えない手抜きのデザインです。とにかくセンスがないし、デザイナーくら雇ってほしいものです。現状これしか彼のデビュー仕様はリリースされていないので我慢するほかないのですが、海外で通常のチェッカー柄がリリースされたらマストで買い替えます。ほんっっっとに最低の変更でした。

今年買って満足したミニカーベスト3

最後は今年買って満足したミニカートップ3のご紹介。今年は30台ほどしか買っていませんが、中でもお気に入りは以下の3台です。

まずはデアゴF1シリーズから、RB4クルサードラストレース仕様。レッドブルの中でも貴重な特別カラーリングの1台です。モデル化されず高価なカスタム品しか存在しませんでしたが、安価に手に入れることが可能になりました。デアゴ様様です。実はデアゴF1がシリーズ延長するまでラインナップされていなかったモデルですが、存在を知り海外から取り寄せて一足先に入手していました。しかしこのシリーズ、海外と日本では品質管理が大きく違うようで、模型詳しくない私でもすぐわかるほど日本で届くモデルの方が出来が良いです。状態のいいものを日本で入手出来て非常に満足でした。

続いては昨年のチャンピオンマシン、W11トルコGP仕様。ウェザリングの出来が素晴らしく、1/43の中では意欲的なモデルに見えます。

かつての1/43のウェザリングといえば塗装漏れのような出来の悪いものも多々ありましたが、これはあの雨のトルコGPで白く汚れたマシンが見事に表現されています。タイヤのすり減り具合も素晴らしいですね。この10年前のW02と比べると価格は3倍近くまで値上がりしましたが、その分クオリティもしっかり向上しているんだなと感じさせてくれたモデルです。

さて、2021年最も買って満足したマシンはこの1台。RB16の70周年記念GP仕様です。記事はこちら

はじめてフェルスタッペンショップの別注品を購入しましたが、とても素晴らしい台紙のデザインですぐに一目ぼれしてしまいました。これを入手して以降の台紙デザインは、ほとんどこのパターンを真似ています。私にとってミニカーは形ある日記のようなもので、そのマシンをみてレースや当時の日常を思い出させてくれるものなので、より情報をくれる台紙のデザインってとても重要なんですよね。

さて、今年は公私ともに望んだ環境とはならなかったのですが、その中でも目指すところに向かって足掻くことはできたかなーという1年でした。まだまだ結果は出ていませんが、少しずつ目標に近づいてくれればいいなと思って来年も頑張ろうと思います。

来年のF1ミニカーあれこれはいくつか紹介したいシリーズがあって、2010年代で唯一残っている2018年マシン、私のルーツとなった06-09年のマシン、そして没後40年となるジル・ヴィルヌーブのキャリアに焦点を当てた特集を掲載できればと思っています。

今年も一年どうもありがとうございました。良いお年をお過ごしください。新年はおそらくいつものあれからです。

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