F1デビューはしっかりフェラーリから
【ルックスマート フェラーリSF90 M.シューマッハ バーレーンテスト 2019】
2019年のバーレーンで開催されたヤングドライバーテスト、2日間の日程でミックは既定路線のアルファロメオから参加かと思われましたが初日はしっかりフェラーリが抑え、偉大な父を追ってフェラーリからの公式F1テストでキャリアを始めました。
当時のミックはF3でのタイトルを手土産にF2に参戦した直後でしたが、F3同様1年目はパッとした成果が出ませんでしたね。F2では2年目にタイトルを獲得してF1への切符を獲得、彼にとって1年目は学習の年だというのは世界の共通認識になりますが、果たしてF1では1年限りの学習で済むのかちょっと心配です。
2020年のF2シーズンのレースを見ると、予選での一発の速さはあまりないものの抜群のスタートと堅実なレース内容で着々と順位を上げ、手堅く上位フィニッシュを続けていた印象です。タイトルを獲得するための走りとしては素晴らしいのですが、F1でブレイクするためには光るレースが欲しいもの。今年は中堅以下のハースからのデビューになりますが、サプライズとなるようなレースを見せてくれるでしょうか。
ミックのテスト仕様はデモラン以外で公式にF1を初めてドライブした貴重なマシンなのですが、現在ドライバーとチームの版権を別の会社が持っているのでモデル化はまず実現しないでしょう。ということでルックスマートをベースに自作しました。カーナンバーとヘルメットを変更してデカールを追加しただけですが、出来には満足しています。カーナンバーはより近いフォントのデカールが見つかれば差し替えたいですね。
今回最も調達に苦労したのがヘルメットです。ミックのF3マシンから流用するにはコストが高く、ミハエルのものはデザインが少々違います。困っていたらラルフ・シューマッハという素晴らしい素材を発見しました。まさに灯台下暗しで、気づいたときにはとても感動したものです。特に投げ売りされているトヨタ時代のものがベースデザインに丁度良く、蛍光グリーンのラインを引いて適当にデカールを追加したらそれっぽくなります。Haloで目立たないし細かいところは目を瞑りましょう。
ついにF1へとたどり着いたミック、彼が背負うものは20歳そこそこの若者にしては非常に重く、偉大な父の功績はもちろん、名門フェラーリの将来やF1そのもののファン獲得や発展まで期待されていることでしょう。正直なところ、これまでのレースを見ているとデビューしてすぐに結果が出るとは思っていません。ですがこれだけのものを背負いながら寡黙にレースに向き合う彼を応援せずにはいられませんね。親の七光りだと言われようとフェラーリのコネだと言われようと、その重責としっかり向か合っている気がします。
F1ではしばらく厳しいレースが続きそうですが、長い目で応援していきたいと思いますし、いずれはフェラーリでの王座獲得を夢見たいものですね。がんばれミック!
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