2015年チャンピオン L.ハミルトン

World Champion Collectionメルセデス2015

セナに並ぶ3度目

【ミニチャンプス メルセデスW06 L.ハミルトン アメリカGP 2015】
前年チャンピオンシップを圧倒した勢いそのままに、2015年もシーズンを支配したハミルトン。ライバルだったロズベルグの不調もあり、最終戦を待たずに王座を獲得します。 

全19戦で争われた2015年シーズン、レッドブルとフェラーリが打倒メルセデスを掲げドライバー体制を変更して挑みました。しかしハミルトンの勢いを止めるには至らず、スタート前からハミルトンの優勝をファンに確信させ、それが淡々と実現していく1年となります。

マレーシアGPやハンガリーGPでは復活したフェラーリのベッテルに破れ、モナコGPではチームの戦略ミスから首位を譲る憂き目に遭いました。しかしハミルトンの切り替えの早さもあってか、シーズンの大勢には影響せず残り3戦を残してのチャンピオン獲得となります。

フェラーリがPU改良に成功しパワーの差が縮まってからはシャシーの性能差が如実に表れるようになり、メルセデスはフリー走行で常に新型パーツを投入するなど開発の手を緩めず他チームに近寄る隙を与えません。また新規定2年目となったショートノーズはよりシャープになり、ルックスも格段に良くなりました。当時他チームが強度不足でこの仕様を再現できず突起したアリクイノーズを継続採用していたことからもこのチームの技術力の高さが伺えます。

力強く3度目のタイトルを獲得したハミルトン。しかしチャンピオンを決めた後の3戦はロズベルグの後塵を拝し、そのまま未勝利でシーズンを終えています。この急な不振に「メルセデスがロズベルグを勝たせようとしている」という陰謀論やハミルトンのモチベーションの低下まで報じられましたが真相は闇の中です。しかしこのロズベルグの連勝が2016年序盤も続いたことで、翌年はメルセデス史上最大のチームメイトバトルが繰り広げられることになります。

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