急転直下のルノー移籍

【ミニチャンプス フォースインディアVJM09 N.ヒュルケンベルグ 2016】
僚友ペレスと共に大量のポイントを獲得してきたヒュルケンベルグ。しかし相変わらず表彰台は彼に巡ってきませんでした。が、その技量が認められてかこの年ルノーへの移籍を発表し、ついにワークスドライバーとなります。

2016年序盤の好調な数戦を見て「今年こそは初の表彰台いけるかも?」と思い両ドライバーとも予約したフォースインディア「VJM09」。しかし彼はやっぱりこの年もだめでした。
この当時はワークスチームへ移籍が決まったとはいえ復活2年目のルノーではすぐにチャンスが来るわけでも無さそうだったので、この年最高位4位に終わったことでヒュルケンベルグファンはまたも長いお預けをくらってしまいましたね。

オーストリアGPでのフロントロー獲得、ベルギーGPでの序盤3位走行など何度か期待させる場面もあった2016年シーズン。しかしそのどれもが結果に結びつきませんでした。
レース序盤で上位でも終わってみればペレスの方が上だったり、1周目を終えてペレスより上位で戻ってくることが少なかったりと、この年は全体的にチームメートに見劣りするシーズンになってしまいましたね。

この年の緑のヘルメットカラーはマシンにとてもマッチしていてお気に入りの一台です。これが表彰台の記録になればどれほどよかったことか……。
初表彰台モデル出るかな?やっぱり無理かな?と通常モデルの予約に葛藤しましたが、「ダブってもかっこいいマシンだしいいか」と自分を納得させて予約。案の定そんな悩みは杞憂に終わり、この年も通常モデルこれ一台、はい終わりです。

前年のルマン総合優勝で波が来るかと思いましたがそんなことはなく、むしろ「シート喪失したらWECに行けばいいか」くらいの安心感があったかリザルトへのガツガツした執着心を感じなくなってしまったこの年のヒュルケンベルグ。
ペレスからは上位フィニッシュ!上位チームに移籍!という強い意志を感じたのですがこの年の彼は大人しいというか地味というか、とにかく目立ちませんでしたねぇ……。
ルノーに移籍してワークスチームのエースとなり、当時は表彰台はもちろん優勝する姿を見たいと強く願ったものです。年末「初めてワークスドライバーになりました!」とルノーファクトリー前で撮った写真をSNSにアップしていたのが印象的で、あの時は夢に溢れていたんですけどね。
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