連覇達成
【ミニチャンプス レッドブルRB18 M.フェルスタッペン 日本GP 2022】
序盤戦にトラブルで出遅れフェラーリに先行を許したものの、怒涛の追い上げで勝利を積み重ね独走体制となったこの年のフェルスタッペン。年々日本GP以降の開催レースが増えていますが、2011年のベッテル以来となる鈴鹿での戴冠を果たしました。
フェルスタッペンが独走する一方、調子を維持したペレスとミスを繰り返すフェラーリ・ルクレール陣営がポイントを分け合ったことで4戦を残して鈴鹿でのチャンピオン決定の可能性が出てきた2022年。予選では堂々のポール獲得で盤石の体制で決勝を迎えます。
雨模様となった決勝レースは序盤のクラッシュにより赤旗中断の過酷なレースになりました。それでも我関せずというフェルスタッペンは再開後も淡々と首位を維持して優勝を果たします。2位は最終盤までルクレールが死守していたためチャンピオン決定は次戦に持ち越しかと思われたのですが、僚友ペレスの猛追の甲斐あって最終シケインでミスを誘発。3位に転落したことで11年振りに鈴鹿で王者が誕生しました。
チャンピオン決定モデルとあってこのところ工夫の少なかったフェルスタッペン別注シリーズも作り込んだ一台をリリースしてくれました。優勝後マックスが見せたポーズを再現したドライバーフィギュアが付属しています。これからも王座決定モデルはドライバーレスとなっていくんでしょうかね。通常版にもピットボードが付属し、同じインターミディエイトタイヤを装着しているのでハイボックスが好みでなければ通常版を、という棲み分けができたよい工夫だったなと思います。
このモデルはフィギュア用の土台が用意されているので、スタンディング状態で飾ることができます。これはよいですね。フェルスタッペン別注モデルでは2022年唯一のハイボックス仕様となりましたが、今後もチャンピオン決定時のポーズを再現したモデルが続くのであれば2021年のアブダビGP仕様も同様にハイボックスだと統一感が出てよかったんですけどね……。
マックスの躍進と共にリリースモデルも増え収集が付かなくなっている感じがしますが、チャンピオン決定仕様や昨年イタリアGPの連勝記録更新モデルなどメモリアルなモデルはこうした工夫を続けてほしいものです。というかこういう特別感がこのシリーズ元々の売りでしたよね……。
レース中断を挟んだことで「こういう場合ハーフポイントじゃなかったっけ?」とメディアも含めて混乱を生んだこの一戦。国際映像ではチャンピオン決定のバナーが出ていましたが中継コメントやSNS上で各メディアの検証が続き、当のチームもフルポイントで王座決定とは認識していなかったようで何とも歯切れの悪い幕切れとなりました。それでもこの年一時撤退していたホンダが再びレッドブルのスポンサーとして復活していたので、「ホンダのドライバーが鈴鹿でタイトルを決めた」という歴史的なイベントとして記録に残ることができました。2024年から日本GPの開催が秋から春に移動になったので、当面はこの2022年のマックスが鈴鹿で最後にチャンピオンを決めたドライバーとなるのでしょう。ホンダは復活しておいて本当によかったですね。
2021年にチャンピオンを決めたモデル。こちらはこちらで通常版ローボックスなのにフィギュアが付属しているという特別感が素晴らしかったですねぇ。
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