イベントフルなレース
今回最大のインシデントとなったタイトルを争う2人の接触。
コースの狭さからマシンやデブリの撤去に時間がかかりSCが連続出動、持ち込まれたタイヤのチョイスもあってドライバーのイライラがピークに達した状態での出来事でした。
タイトルを争うフェラーリドライバーとしてベッテルの行為はありえないと思いますが、やっぱりこんな狭い市街地に高速コース作ってGP開催するのもあり得ないですね・・・
案の定ベッテルはペナルティを受けましたが、ギャップを縮めるチャンスとなったハミルトンにはヘッドレストのトラブルが襲いました。赤旗で復活したライコネンやペレスに対して、マッサとハミルトンは絶好のチャンスを失ってしまいましたね。マッサは優勝争いも出来ただろうに残念です。
他のイベントによって隠れていますが、フォースインディアはまたも表彰台を失う同士討ちを起こしました。今回はオコンに非があるように見えます。カナダGPだけなら解決できても、こう2戦連続内輪揉めが続くとしばらく尾を引きそうですよねぇ。
デブリによってレース序盤に終戦したかと思われたリカルドが大逆転で優勝。一番勝利の喜びが伝わるドライバーですよね。
対してフェルスタッペンは過去7戦で4度のリタイアと明暗がはっきりしています。このチームが今後勝てるかはルノーPUの運次第になっちゃうのかな。
最後の最後に2位を拾ったボッタス。この人も序盤にライコネンにタックルをかましておきながら這い上がってきました。この2人の接触は多いですよね。2015年のロシアGPが最初だったと思いますが、今では月1回くらい見ている気がします。
ハミルトンが沈む中でメルセデスドライバーとしては及第点の仕事ではないでしょうか。来年のシートにまた一歩前進かな?しかしシューイを見て無表情でポディウムを去ろうとする様はクールなフィンランド人ならではなのでしょうか笑
さて、今回の1番のヒーローとなったストロール君。ついに表彰台獲得です。
カナダGPを終えてからオースティンでプライベートテストをやってアゼルバイジャン入りしたと聞いた時には唖然としましたが、無事に回収できてよかったですね。
規格外の大物新人でしたが、このポディウムでDoD、ルーキーイヤーの最年少ポディウム記録を達成しました。カナダ人としてはヴィルヌーヴ親子に次ぐ3人目というのが1番箔がありそうです。
今後表彰台は難しいかと思いますが、頻繁にポイントは取れそうですよね。コンスト争いでウイリアムズの浮上が期待できそうです。
無理やり狭いサーキットで開催して無理やりイベントフルなレースに仕立てたようなアゼルバイジャンGP。2年目なのでオペレーションの粗は仕方ないと思いますが、コースが絶望的に狭いです。それでいてストレートが多く高速なので、とても危険に見えます。絶対安全基準のいくつかはお金で解決していますよね・・・
来年はレースが増えるので、早期にカレンダー落ちしてほしいと思います。
コメント
狭い所あり、広い所ありのバクーはこれぞF1の市街地サーキットって感じがして好きですけどね。去年が詰まらな過ぎただけに、今年は最後の最後まで楽しめて良かったです。
>黒男さん
去年はみんな慎重だったのに今年は攻めまくってましたね笑
久々にこんなドタバタレースを見た気がします。でもこのコースはどうもFEっぽく感じちゃうんですよねぇー