2017 オーストラリアGP 感想

GP感想

2017シーズン開幕

オフシーズンから今年こそ!と期待され続けたフェラーリが開幕戦で優勝しました。
昨年は序盤リードしながら赤旗以降の不運で勝利を逃し、そのまま散々な1年を過ごしましたが、今年は序盤は虎視眈々とハミルトンの背後で狙い続け、ピットのタイミングで逆転する見事なレースを見せてくれました。やっぱりイタリア国歌が流れるのはいいですね。
楽しみなシーズンになりそうです。

不吉な13を名付けられた今年のレッドブル、母国のリカルドは昨日からトラブルが続き残念なレースになりました。
トラブルフリーに見えたフェルスタッペンも優勝を狙うほど競争力が無いようで、未勝利に終わった2015年の再来になってしまいそうです。
ルノーPU、マシンともに課題がありそうですが対策は早くてもスペインGPということで、今シーズンのタイトルは難しそうですね。

悪い予想は当たるもので、醜いシャークフィンの再登場に続いて、予想されたようにオーバーテイクは目に見えて減ってしまいました。マシンは速いんですがレースはパレードでしたね。
そんなオーストラリアGP、一番のオーバーテイクはもちろんこの3ワイドでしょう。マクラーレン・ホンダはオフテストの悲惨な展望から完走できるまでに持ち直しましたが、喜ぶようなことではありません。ダントツ最後尾をうろうろという最悪のシナリオは免れましたが、ポイント獲得常連に向けてはまだ壁がありそうです。

大きな注目を集めたストロール君は大きな問題を起こすことなくレースを過ごしました。
しかしマッサとの差は絶望的で、彼の持ち込み資金と失うコンスト賞金はさほど変わらないのではないかと思ってしまいます。
速くなった今年のF1はドライバーの差がより表れると言われていましたが、これまでのところその通りかなと思います。パーマー、マグヌッセンなど実力に疑問符が付くドライバーはしっかりエースとタイム差が表れていましたね。移籍組のマグヌッセンはともかく、パーマーはまずいでしょう・・・

大改革された今年のF1はまずはフェラーリが先手を打ちました。メルセデスの中盤以降の失速はタイヤを使えていないように見えましたが、真相はこれからメディアによって明かされるのを待ちましょう。
とはいえメルセデスは例年通り数戦以内に問題を解決してくるでしょうし、フェラーリも例年通り途中失速をするかもしれません。しかしヨーロッパRdくらいまで拮抗した戦いが続けば、今年のタイトル争いは大きなスペクタクルを生む予感がします。

フェラーリがどこまで対抗できるかは見ものですが、どうなっても過去3年のようなメルセデスのワンサイドゲームにはならなさそうなので楽しめそうですね!

コメント

  1. 黒男 より:

    ハミルトンがフェルスタッペンに詰まってしまったのに助かったとはいえ
    序盤、ベッテルはハミルトンについていけたのを見るとフェラーリも実力がありそうですね
    短いストレートで15km/h差、サスペンション破損、おいおいと言いたくなりますが持ち直して欲しいものです

  2. てぃーあい より:

    >黒男さん
    序盤の食いつきを見ると今年いけそうな気がしますよねー
    マクラーレンはもういいかなって感じです笑