2022 ハンガリーGP 感想

GP感想

これぞチャンピオン

10番手グリッドからフェルスタッペンが大逆転優勝。抜きにくいハンガリーGPでは見事な結果です。雨が微妙に降る難しいコンディションで、レッドブルはダメージリミテーションどころか完璧なレースとなりました。ルクレールを抜いてのスピンも何のその、2度目も軽々と追い抜いていきましたね。力強く追い上げていく様はまさにチャンピオン様のお通りといった感じで、今一番速いのはこの人だというのがありありと感じられる一戦でした。連覇は確実かな。

2戦連続で2-3フィニッシュとなったメルセデス。ラッセルは初のポールから初優勝とはなりませんでしたが、2強と互角に戦えることを示しました。ハミルトンは過去のジンクスにならってここで復活の今季初優勝とはなりませんでしたが、まだまだ長いシーズンでチャンスはたくさんありそうです。ゼロポッドの可能性はまだ捨てたものじゃないですね。

残りの10戦全勝もできる、ここでは1-2を狙うと公言して挑んだフェラーリ。結果は一台も表彰台に送ることができませんでした。戦略のミスというよりはスタートのタイヤ選択によって後の選択肢が無かったことによる敗戦ですが、とにかく毎回遅いピットストップだったり、終盤ルクレールの「この車大丈夫?」なんて無線が飛んじゃうところだったり、このチームはチャンピオンを獲れるチームではないのでしょうね。レッドブル追い上げにもたついている間にメルセデスが追い上げてくる、という最悪のシナリオが実現しつつあります。

さてF1は夏休みに入りますが、上位の戦力図の変化はメルセデスの成長くらいかなぁ?中団はどこも団子状態なのですが、アルファタウリがウイリアムズとの最下位グループに近づいてるのが気になりますね……。

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