荒れる荒れる

いよいよ開幕した2025年シーズン。ウェット→ドライ→ウェットの大荒れ展開で見ごたえのあるレースでしたが、内容は予想された通りマクラーレンにフェルスタッペンが挑む構図となりました。ノリスとピアストリは全く同じタイミングで飛び出しましたが明暗分かれる結果に。過去の2人vs1人の歴史を振り返ると、「ノリスにフェルスタッペンが挑みピアストリが割を食う」というこの構図は今年を象徴することになりそうな……。

ルーキーたちには試練の雨となったメルボルン。どれだけ評価が高かろうと、ヒュルケンベルグが未だに重宝されるほど今のF1は経験が何より重要ということがはっきりわかります。ローソンも含めて6人のうち生き残ったのは評判のよかったアントネッリとベアマンのみで、開幕戦にしてルーキーの序列はついてしまった気がします。
ただ2015年の開幕戦を見て私はフェルスタッペンやサインツを差し置いて「ナッセがベストルーキー?」なんて評価をしたので、この記事は年度末に振り返りましょう。

ルーキー最上位となったのは5位のアントネッリ。スピンもあったものの果敢にバトルを仕掛けるアグレッシブな姿勢は言われていた前評判そのもので、初のフリー走行のクラッシュでケチがついて以来粛々と準備を進めてきた彼ですがその才能は本物のようでした。シーズン終盤、3人のタイトル争いに優勝だけを求めて割って入るような存在になると面白そうだし、その可能性は大いにありそう。

経験こそ至高といいつつ、珍しくミスを犯したアロンソ。うーん、開幕戦でクラッシュしたベテランの予後はあまりよくないのが通例ですが、この人には無縁であってほしい……。
その他あまりに地味で今年もミニカーの発売予定が決まらなそうなフェラーリ、相変わらず作戦が改善しないRBなどおおよその大勢が見えてきた開幕戦。個人的に期待していたサインツがあまりに地味に終わったのが残念でした。唯一表彰台に手が届きそうな中団チームなだけに、サプライズを期待したいですね。
あと今年から刷新された国際映像、ネトフリ感を感じるのは私だけでしょうか?噂通りいよいよ放映権が移るのかなぁ。
上述した10年前の2015年開幕戦の感想。今年のレースは大荒れで14台完走でしたが、なんとこの年は15台しかスタートしていなかったようです。いやー、この頃のF1ってまじで終わってたよね。
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