キャリア唯一の表彰台
![](https://f1-minicar.com/wp-content/uploads/2023/05/PXL_20220730_104557946.jpg)
【ミニチャンプス マクラーレンMP4-21 P.デラロサ ハンガリーGP 2006】
モントーヤのチーム離脱でサードドライバーを務めたデラロサが緊急参戦した後半戦。雨で混乱したハンガリーGPでは自身唯一となる表彰台を獲得しました。
![](https://f1-minicar.com/wp-content/uploads/2023/05/PXL_20220730_104607175.jpg)
アメリカGPでの事故を機にモントーヤがチームを離れ、フランスGPからの後半戦に参戦することになったデラロサ。前年05年これまたモントーヤの離脱に伴う代役以来の復帰となりましたが、復帰初戦ではライコネンより何秒遅いよーなんていう悲しい無線が飛び交いました。
![](https://f1-minicar.com/wp-content/uploads/2023/05/PXL_20220730_104617524.jpg)
ハンガリーGPでは予選5位を獲得し、ポールのライコネン共々好調が期待されます。レースでは残念ながらライコネンがリタイアしたものの、デラロサは雨の混乱に耐え上位を維持し、2位表彰台を獲得しました。ただこのレース混乱が多すぎて、あまりデラロサは映らなかったんですよねぇ……。
![](https://f1-minicar.com/wp-content/uploads/2023/05/PXL_20220730_104632672.jpg)
レースでは他の予選上位勢を追い越したものの、予選14位のバトンに負けたのはちょっと残念ですね。結果マクラーレンは1996年以来となるシーズン未勝利を記録してしまいます。この年ルノー・フェラーリの二強以外が勝利した唯一のレースだっただけに、大チャンスをふいにした感は否めません。
![](https://f1-minicar.com/wp-content/uploads/2023/05/PXL_20220730_104650452.jpg)
このレースで2位を獲得したものの、以降はまたライコネンの後方に沈むことになったデラロサ。この2位をハイライトに、翌年から再びテストドライバーの役に戻ることになりました。その後はザウバーとHRTから復帰しますがパッとせず、裏方に徹するキャリアを歩みます。F1ドライバーとしての記録は残らないものの、マクラーレンの黄金期やメルセデスに挑んだフェラーリを支えた重要人物ですね。
そんな彼は今アストンマーティンF1のアドバイザーを務めています。キーマンは今大体ここに集まるなぁ。
コメント