マクラーレン MP4-21 P.デラロサ ハンガリーGP

マクラーレン2006

キャリア唯一の表彰台

【ミニチャンプス マクラーレンMP4-21 P.デラロサ ハンガリーGP 2006】

モントーヤのチーム離脱でサードドライバーを務めたデラロサが緊急参戦した後半戦。雨で混乱したハンガリーGPでは自身唯一となる表彰台を獲得しました。

アメリカGPでの事故を機にモントーヤがチームを離れ、フランスGPからの後半戦に参戦することになったデラロサ。前年05年これまたモントーヤの離脱に伴う代役以来の復帰となりましたが、復帰初戦ではライコネンより何秒遅いよーなんていう悲しい無線が飛び交いました。

ハンガリーGPでは予選5位を獲得し、ポールのライコネン共々好調が期待されます。レースでは残念ながらライコネンがリタイアしたものの、デラロサは雨の混乱に耐え上位を維持し、2位表彰台を獲得しました。ただこのレース混乱が多すぎて、あまりデラロサは映らなかったんですよねぇ……。

レースでは他の予選上位勢を追い越したものの、予選14位のバトンに負けたのはちょっと残念ですね。結果マクラーレンは1996年以来となるシーズン未勝利を記録してしまいます。この年ルノー・フェラーリの二強以外が勝利した唯一のレースだっただけに、大チャンスをふいにした感は否めません。

このレースで2位を獲得したものの、以降はまたライコネンの後方に沈むことになったデラロサ。この2位をハイライトに、翌年から再びテストドライバーの役に戻ることになりました。その後はザウバーとHRTから復帰しますがパッとせず、裏方に徹するキャリアを歩みます。F1ドライバーとしての記録は残らないものの、マクラーレンの黄金期やメルセデスに挑んだフェラーリを支えた重要人物ですね。

そんな彼は今アストンマーティンF1のアドバイザーを務めています。キーマンは今大体ここに集まるなぁ。

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