ボッタス初のミニチャンプス

【ミニチャンプス ウイリアムズFW37 V.ボッタス オーストラリアGP 2015】
2012年以来3年ぶりとなるミニチャンプス製ウイリアムズのミニカーです。待望のボッタス初のミニチャンプスモデルだったのですが、決勝に出走していないオーストラリアGP仕様と銘打たれたことにガッカリでした……。

前年リカルドと並びブレイクを果たしたボッタス。ミニカーを予約した開幕直前は「これが初優勝マシンになるか」と期待して申し込んだんですけどね。結果は開幕戦の欠場に始まり、期待を大きく裏切る低迷のシーズンとなってしまいました。開幕前後の期待値をピークに落ちていく彼のシーズンのトレンドはこの年から始まったのかもしれません。

チームは2番手の座をフェラーリに奪われ、ボッタスもライコネンとの跳馬シート争いに敗れてしまうなど散々な年だったこのシーズン。マッサと五分五分の成績しか残せていなかったので、トップチームへの移籍が叶わなかったのは仕方ないと思いますが彼には災難の年でしたね。開幕戦で背骨を痛めて出鼻を挫かれたのか、これといった活躍を見せられずに一年を終えます。

前年の躍進で他チームからスポンサーを奪うことに成功しましたが、この年は満足な結果を残せずボッタスの個人スポンサーが離脱するニュースまで出ました。チームの次期エースとしてマッサをベンチマークに成長していく期待があったと思いますが、これが上手くいかなかったので仕方ないですね。ウイリアムズはこの年成績を落とさず前年並みの活躍を維持できていれば、チーム売却は避けられたのかなぁ……。

華々しい将来への憶測が飛び交っていた前半戦から一転、フェラーリのシートを獲得できなかった夏休み以降は目立った活躍もなく今後を不安視する声も出てきたボッタス。ロズベルグの電撃引退がなければこのままウイリアムズとズルズル未勝利のままキャリアを伸ばす可能性が見えていました。初優勝を期待して買ったマシンがわずか表彰台2回止まりという、残念な1台です。
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