チームワークの勝利
フェルスタッペンが漁夫の利で3連勝。コースアウトやDRSが動かないトラブルに見舞われましたが、敵の自滅とチームメイトの献身によって勝利を掴みました。ラッセルとのバトルは見ごたえがあったものの、それ以外はあんまり目立たなかった気がします。シーズン4勝の中では一番ラッキーな勝利になりましたね。
レースの主役だったラッセル。ペレスとフェルスタッペンの猛攻を受けながら、ポジションは守り切りました。最終的に地力に勝るレッドブルに前を行かれたものの、その実力を明確に示しましたね。ハミルトンも1周目のクラッシュから見事な追い上げでDotDを獲得し、メルセデスはアップデートを成功させたことは間違いないようです。シーズン後半は最強ルイスと新進気鋭のジョージの2人がタイトル争いの台風の目になりそうな、そんな予感を感じさせるレースでした。
戦略〇信頼性Xのレッドブルに対し、戦略X信頼性〇で得点を積み上げてきたフェラーリ。過去数年低迷してきたものの信頼性には大きな問題がなかったフェラーリですが、盤石のレースでまさかのリタイアとなってしまいました。ここで失った25点はもちろん、今後もマシンは大丈夫なのかという疑心暗鬼の気持ちになるほうがダメージが大きい気がしますね。期待されたサインツはこれまで同様スタートで失敗し単独スピンと見どころなく終了。相性の悪いモナコでルクレールが完勝するくらいしないと流れは変わらない気がするなぁ。もたもたしてるとレッドブルと首位争いどころかメルセデスと表彰台争いもやっとになっちゃいますよね。
さて、国際映像でもたびたび捉えられていた角田くんは10位入賞です。予選からガスリーを上回り、アップデートの無い苦しい状況で見事にポイントを持ち帰りました。去年はガスリーばかりがその役目を果たしていたので、明確に成長が見て取れます。これが続けばビッグチャンスが来る日も近いかも?
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