フェラーリ 248F1 M.シューマッハ

オリジナルモデルフェラーリ2006

最後の戦い

【マテル フェラーリ248F1 M.シューマッハ 2006】

ミハエル・シューマッハが引退を表明し、最後にタイトルを争った2006年。とてもドラマチックなシーズンで、私がF1を見始めた年ということもあって今なお一番のお気に入りのシーズンです。

フェラーリでの5連覇という栄華を極めた2004年から、ミシュラン勢がボイコットしたレースでの1勝のみに留まった失意の05年を経て臨んだこのシーズン。シューマッハは復活できるのか、世界中の注目が集まりました。しかし時代は既にアロンソの手中にあり、開幕戦こそ競ったものの第2戦、第3戦で精彩を欠き流れは一機にルノー陣営が手中にします。

続く第4戦、サンマリノGPでは前年の雪辱を果たしてアロンソを抑えシーズン初優勝を挙げました。その後母国ドイツでのヨーロッパGPも連勝し復活の狼煙を挙げますが、ヨーロッパRd前半戦はアロンソに敵わず2位を手にすることがやっとの苦しい状況が続きます。転機はアメリカGPでの独走からの3連勝で、後半戦はフェラーリ・シューマッハが優位の追い上げムードでシーズンのクライマックスを迎えます。

前年までのV10から2.4LV8エンジンへと変わったこのシーズン。年数がつくことがほとんどだった00年代のフェラーリでは珍しく、エンジン規定を名前を冠した248F1という車名のマシンで参戦しました。この特異な感じもこの年のドラマを目立たせるようで好きなんですよね。前半戦こそルノーに劣ったものの、後半戦のフェラーリの速さは明らかで翌07-08年の躍進も納得させる体制が整っていましたね。

ちなみにこのマシンはマテルからシューマッハ売切りセールのごとく各GP仕様が1/18でリリースされましたが、この中国GP仕様を除いてパッケージを変えただけの味気ないものでした。記念品にはたくさん恵まれましたが、モデル化には恵まれなかった一台です。ルックスマート化してほしい……。

タイトル争いはラスト2戦を残して同点という最高のクライマックスを迎えますが、この2戦をフェラーリはエンジントラブルで落としてしまい終戦。シューマッハは最終戦でパンクからの追い上げを見せたことをハイライトに、一度F1からは引退するのでした。

この年はセナ亡き後のF1アイコン・シューマッハの引退とあって多くの応援が集まった一方、ラスカスゲートことモナコGP予選での他車妨害事件やルノーのマスダンパー禁止・イタリアGPでのアロンソの予選タイム抹消などシューマッハの勝利への執着心、フェラーリの政治力といった良くないものまで露呈する一年だったのですが、それでこそフェラーリ・シューマッハという本質を見せたラストイヤーだったのではないかと思います。

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