アルファロメオ C41 K.ライコネン アブダビGP

アルファロメオ2021

さようならライコネン

【スパーク アルファロメオC41 K.ライコネン アブダビGP 2021】

昨年をもって引退したライコネンの最終戦仕様モデルが当然ながらリリースされました。当初はミニチャンプスのみを買う予定でしたが、スパークは特別台座を用意してきたのでこちらも購入してしまいました。

レースウィーク全体を通して各チームからライコネンへのお別れ会が開かれ、グリッドについてもなおハミルトンvsフェルスタッペンという世紀の一戦を前にF1からのお別れセレモニーが開かれました。本当に卒業式という感じで、過去の他のドライバー引退の時以上に特別な餞別と寂しさがこみ上げましたよね。

レースは残念ながらブレーキトラブルによって早々にリタイアとなってしまいました。最終戦を完走して終えられないドライバーも多々いますので、これは本当に運なんでしょうね。トラブルを前に足掻くこともせず、淡々と受け入れてマシンを降りる様は最後までライコネンでした。

C41は決して速いマシンではないものの、ライコネンを最後に乗せたというだけで価値の上がるマシンでしょう。ミニカーの市場価格は通常品よりアブダビGP仕様の方がぐっと高くなっていますが、個人的にはシーズンを戦ったノーマルヘルメットのバージョンの方が好みですね。まぁ私は1/43も1/18もどちらも両仕様買うんですけど。

最終戦は各ドライバー思いを込めたヘルメットデザインを施しますが、ライコネンは2001年のデビュー当時のデザインを復刻。まさか仮免出走でレース直前まで寝ていた青年が、20年以上にわたりこのレースを続けたことには何よりも本人が一番驚いていそうです。

カウルには2012年アブダビGPのキミのメッセージをもじった、もう放っておくよという粋なメッセージが掲載されています。思えば09年にフェラーリを追い出されるまではアイスマンそのもののクールな彼でしたが、復活してからのロータス時代で一気に愛嬌のあるキャラクターに進化しましたよね。

語るに尽きないライコネンの思い出話。残りの分は本命のミニチャンプスが届いてからまた書きましょう。とはいえいつ発売されるのかわかりませんが、このスパークのモデルも出来は十分にいいのでこれだけでもまた十分に思い出を形に残してくれています。

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