F1 2023シーズン ひと言予想

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いよいよ今シーズンのF1も開幕となりました。今年はフジもDAZNも放映権が直前まで決まらずひやひやしましたね。昨年はフェルスタッペンの独走劇に終わりましたが、今年は対抗馬が現れるでしょうか?

そんな今シーズンの展望を例年通り各チーム両ドライバー1トピックずつ、例年同様20点満点で予想してみます。答え合わせは最終戦のあと!

レッドブル

・フェルスタッペンはライバルに苦戦しつつもドライバーズタイトル3連覇を達成

・ペレスは優勝を果たすも、フェルスタッペンのサポート役が増える

昨年久々にWタイトルを獲得したレッドブルですが、今年もダブルタイトル連覇が濃厚なのかなぁと思います。21年の予算超過の罰則で風洞制限が課されていますが、この影響は今年より来年への方が大きそうですね。雑に言えばマックスvsメルセデスの戦いでペレスのサポートがあるマックスが有利、という展開かなと予想。後半はアップデート入れられず苦しみそうですよね。

メルセデス

・ハミルトンは複数回優勝でタイトル争いに復帰

・ラッセルも複数回優勝を挙げ、タイトル争いを初めて経験する

今年こそはメルセデス復活の年になると予想しています。トト自らがコメントしているので序盤戦はフェラーリにも後れを取る三番手でスタートすると思いますが、中盤以降飛躍的に成績を向上させ終盤はマックスのタイトルを脅かすのではないかなと。あと個人的にW14が23年のカラーリングで一番好きです。むき出しのカーボンがシルバーアローのルーツを再現していてかっこいいですよね。

フェラーリ

・ルクレールは良くて1-2勝、タイトル争いには絡まない

・サインツも同じく良くて1勝、表彰台に届かない日々が続く

あまり信用できないフェラーリ。昨年は速さはあったのにミスで負けたので、今年はベースを維持してクオリティを上げるみたいなコメントを出していた気がしますが、あの11年のように周りに抜かれてマシンもチームも問題ないのにただ遅いという事態にならないか危惧しています。メルセデスが復調するまでの前半で活躍し、後半以降ずるずる……という最近見た光景を再び見る気がしますね。

アルピーヌ

・オコンは表彰台を獲得できずガスリーに敗れる

・ガスリーは表彰台を獲得し、チーム内での主導権を握る

オールフレンチ体制・ドライバーはかつての因縁が噂される1勝コンビという火花バチバチのチーム環境で、対外的には3強を除いて貴重な表彰台をアストンマーティンと争うことになりそうなこのチーム。表彰台を獲得できるチャンスはありそうですが、同じポジションを追い出したアロンソが狙っています。二人の内紛でアロンソにポディウムを奪われる、なんて最悪な光景も目に浮かぶので、チームがどこまで不和を起こさないか、ドライバーマネジメントの方が重要そうですね。

マクラーレン

・ノリスは数ポイントを争うシーズンが続く

・ピアストリはアルピーヌからのデビューを蹴ったことを1年中バッシングされる

好きなチームを1つだけ選べ、と言われたら迷った末に選ぶ程度にこのチームのファンなのですが、今年は全くいい予感がしません。とにかくマシンに希望が見えず、この予想もドライバーではなくマシンの遅さに起因するものです。チームは開発の遅れを認めドライバーも改善の必要性を公言、テストも遅く周回数も最下位と良いところがありません。18年の悪夢と比較される年になるのではないかと心配しています。

アルファロメオ

・ボッタスは前半戦好調で入賞争いのキーマンに

・ジョウも序盤に連続入賞を果たして評価を上げる

テストもそこそこ、昨年同様前半戦は期待できそうなこのチーム。昨年の焼き増しの様に序盤は上位入賞を連発し、後半戦になるにつれて尻すぼみに成績を落としていく、という往年のザウバーが見られるのではないでしょうか。特にボッタスはアウディへのアピールも必要なので、今年はサプライズを起こしてくれるかもしれませんね。

アストンマーティン

・アロンソは表彰台を獲得して自身の速さを証明

・ストロールは複数回入賞を果たすもアロンソに敗れる

テスト序盤から好調にタイムを刻んだアロンソ。今年の台風の目になると予想しています。通算8度目の移籍先となるアストンマーティンは終の棲家となってほしいですね。アルピーヌと3強の隙を伺うシーズン展開で、フランス人の間隙を縫ってこの人が結果を攫っていく展開を期待したいです。数多のチームと火種になった彼の闘志ですが、このチームの野心とは上手くマッチするといいのですけれど……。

ハース

・マグヌッセンは複数回入賞で22年と大差ない成績

・ヒュルケンベルグは堅実も純粋なペースで衰えを見せる

タイトルスポンサーを獲得して財政的に改善されたハースチーム。マシンはほぼフェラーリ外注みたいなものですし、潤沢な予算はピット作業器具などインフラ投資に回した結果、レース中のコンマ数秒が改善されて今後の基礎を築く一年になれば上々なのではないでしょうか。ヒュルケンベルグはさすがにもうシーズンを通してペースでマグヌッセンを上回れないんじゃないかなぁ……。

アルファタウリ

・角田くんは入賞率を大きく改善し、4年目の契約を勝ち取る

・デフリースは複数回入賞で評判を確たるものにし、契約を延長

2つの壁があります。1つ目はテストではそこそこに見えたアルファタウリが実際にシーズンを通して良く戦ってくれるかどうか。2つ目は戦えた場合、年に一度のビッグチャンスを角田くんが掴めるかどうかです。1つ目はアルファタウリのこれまでを思うと期待薄ですが祈るしかありません。2つ目はこれまでの日本人が散々苦しめられた展開ですが、これもそろそろブレイクスルーを起こしてほしい……。

売却の噂も表立って出てきたし、チームもドライバーも崖っぷちの一年になりそうですね。

ウイリアムズ

・アルボンは入賞争いの常連に

・サージェントも複数回の入賞で、堅実なデビューイヤーを過ごす

テストのタイムを見るとウイリアムズは悪くなさそうです。20年を底辺に昨年まで着実に進歩してきましたが、今年こそは入賞争いの常連に復活できると期待してもいいのかな?という感想を持ちました。アルボンのエースの座は揺るがないでしょうし、久々で貴重なアメリカ人のサージェントは乗りやすいマシンでのびのび戦ってほしいですね。彼の活躍次第ではF1全体の財布が更に潤うわけですから……。

そんなドライバー20名の予想ですが、個人的に最も楽しみなのはマシン開発です。新規定2年目ですが、発表された新車はどこも前年と大差なく、これもうショーカーじゃんみたいなのもありましたよね。3D図面で規定されているので自由度がないとはいえ、そこはF1、またチーム毎十人十色の形状を見たいものですねー。

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