フォースインディア VJM03 A.スーティル

フォースインディア2010

一応エースをしていました

【ミニチャンプス フォースインディアVJM03 A.スーティル 2010】

特に思い入れはないのですが、2台セットで2000円だったので買いました。ケース代と思っても安いですからね。

2009年にトップスピード一辺倒に開発した「VJM02」が高速のスパ・モンツァで当たり、イタリアGPでは4位という好順位を獲得したスーティル。チームのエースだったフィジケラがフェラーリに引き抜かれたことで、この年は彼がエースを務めました。

とにかく可夢偉選手のライバルという印象が強く、中団のポイント争いでは頻繁に絡んでいた記憶がありますね。フォースインディアの活躍が前半に集中する一方、後半は開発に遅れザウバーとのパワーバランスが逆転していきました。

直線番長だった前年型VJM02をオールラウンドに戦えるよう進化させたというこの「VJM03」は、狙い通りサーキットの特性を問わずポイント圏内を頻繁に走行しました。しかしシーズン中にマシン開発責任者のジェームス・キーが抜けたことで後半のアップデートがことごとく不発し、前半の貯金で食いつなぐシーズンになってしまいました。

特筆して速いわけでもなく、大口スポンサーを持ち込むわけでもなかったスーティル。しかしなぜかオーナーのビジャイ・マリヤの寵愛を受け、フィジケラ離脱後はエースとしてチームの看板を背負って2013年まで5年間もこのチームで戦いました。その間コバライネンやグロッグなど優勝・表彰台を経験したベテランが市場に出ていたのに、いったいどうしてスーティルはシートを維持できていたんだろう……。

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