2025 中国GP 感想

GP感想

イタリアン・ストレスチェック

かつてはグランドスタンドでもチームウェアを着ていない観客が多かった中国GPですが、最近はドライバー応援席なのか集団でお揃いの旗を持っての大声援と年々F1人気の高まりを感じる中国GP。ミニカーも中国から別注品が続々とリリースされていて、この国での定着ぶりを感じます。

レースは週末いくつかミスがあったものの終わってみれば下馬評通りマクラーレンが1-2を達成。歴史を見るとこのあとの展開は「チーム内紛が激化しタイトルを獲るもコンビ崩壊」または「ポイントが分散する間に3人目が大逆転」のどちらかが多いのですが、2025年はどうなることでしょうか……。

川井ちゃん大興奮だったルクレールの「ウイングが壊れた方がペースが速い」現象。F1では時々壊れてるのにペースが変わらない場面があって、風洞や演算が進化しているのに面白いですよね。ただ私は2023年頃頻繁にオレンジボールを振られていたマグヌッセンを思い出してしまいました。彼なら一発警告だったような気がするし、逆に彼のダメージを許していればもっと早くに気づかれた現象だったりして。

またも戦略ミスで入賞を逃した角田くん。今回はフリー走行でリアウイングのフラップが破損し、決勝ではフロントが突如壊れるおまけつきでした。ここまでくると「苦境ローソンに変わって不調レッドブルに召し上げられそうな有望二人をチームがゴミ戦略で昇格しないよう庇っているのではないか」とすら思えるほど。日本GPでは普通に、普通に走ってほしいですね。

あと、上述の件に関連して放送中に川井ちゃんが触れていた「無線をAI解析して嘘かどうか分析しているチームがある」という話に非常に驚きました。もうそんなところまでAIの普及は進んでいるんですね……。

風洞実験なしの完全コンピューター計算だけで設計されたマシンが登場したのは15年前のこと。あと数年もしたら「AIが設計したF1マシン」が登場するんでしょうか。近未来だなぁ。

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