2023 モナコGP 感想

GP感想

運命の二択

フェルスタッペンがモナコGP初ポールから完勝。今回はペレスが後方に沈んだことでアロンソと一騎打ちのレースとなりました。決勝は後ろを見ての横綱相撲という感じで、時折雨にマシンを滑らせてもさすがチャンピオンというコントロールでしっかりとゴールまで持ち帰りました。

今回はそんなレースももちろんすごかったのですが、それよりも予選、Q3最後のアタックの方が彼の全力という感じで印象深い週末になりましたね。

特殊サーキットとはいえレッドブルを追い詰めたアロンソ。最初のタイヤ交換をミディアムではなくインターにしていれば……という悔しいたらればが残ります。本人も見据えているのは優勝だけのようで、マシンを降りてのインタビューも2位への喜びよりも悔しさの方が感じられた気がしますね。

でもメルセデスもフェラーリも手が届かないレッドブルに対して、数年前に破産までしたこのチームが「タイヤ選択の二択を当てれば勝てたかもしれない」というところまで追い詰めたことは称賛しかありません。今の私たちは、近年でいえば09年のレッドブルや13年のメルセデスのような、後にF1を支配するトップチームの誕生する様を見ているのかもしれませんね。まぁこれで来年大ゴケするのもF1なんだけど。

そのチームの一角、どころか大半を占めるランス・ストロール君。一体何をしにモナコに来たんだという荒れっぷりで唯一のリタイアとなりました。ルーキー3人が大きなクラッシュをせず雨のモナコを生き抜いた一方で、何回モナコを走ったかわからないこの人はクラッシュしていないコーナーを探す方が難しいほど接触を繰り返しました。

チームは26年からホンダエンジンを搭載しますが、普段F1を観ずホンダきっかけで観ることになった人はこのドライバーに対して何を思うんでしょうねぇ……。このドライバーのためにワークスチームとワークスエンジンを用意できるんだから、親の愛情ってすごいよなぁ。

ハイレベルな予選と天候で荒れた決勝という見たいもののほとんどが詰まったこのモナコGP。皆さん感想は多々あると思いますが個人的には川井ちゃんも言っていたサインツの今後が心配という気持ちが一番強かったです。去年からチームの作戦に素直に従わないことがあるし、実際それで正しいのが彼の良さなのですが、このプライド高いチームがいつまでそれを許容するのか結構心配です。噂にあった父親繋がりでアウディ行きなら万々歳ですけども……。

レッドブルとアストンが二強を形成し、マシンに苦しむメルセデスとオペレーション崩壊に苦しむフェラーリがそれを追う2023年シーズン。加えて後ろにはマクラーレンという優秀な補欠がいますからね。下位4チームはほぼノーチャンスになりつつある中、今回も角田くんは良くやってくれました。予選から雨が降るまで9位を守った評価は絶対次につながりますね!

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