2016 オーストラリアGP 感想

GP感想

今年もはじまりました

久々に面白いレースでした。
序盤の流れは完全にフェラーリだったものの、赤旗を期に一転してメルセデスへと移ってしまいましたね。とにかく今回のフェラーリはツキが無かったと思います。
しかし昨年以上に戦力差は縮まり、確実に拮抗しつつあります。メルセデスが勝ったとはいえウィナーはニコですから、ハミルトンVSベッテルの第1ラウンドは様子見といったところでしょうかね。

とんでもない大クラッシュに終わったアロンソの開幕戦。逆さまの状態でふっとんでましたよ・・・
グティエレスは上手いドライバーだとは思わないので、事故の原因は彼が下手だからと非難される流れが目に見えています。
がそんなことはどうでもよく、これがアロンソの今後に響かないかが一番心配です。彼は去年もテストで大クラッシュをしていますし、年齢ももう若くはないのですから、何かしらの影響が残らないかと不安になります。
戦えていたもののバトンはポイント圏外で、まだまだマクラーレンホンダは課題が山積みですね。
去年よりは応援しがいがありそうで一安心ですが。

台風の目と噂されていたハースはグロージャンが6位入賞。彼の言葉通り勝利に値します。
赤旗で大きく得したとはいえ、当たり前のように中堅チームと戦い抜いたレースは快挙でしょう。
今後ここまでの上位入賞は難しそうですが、ちょくちょくポイント争いには加わりそうですね。

グリッド全体の差が大きく縮まったように見える2016シーズン。
あのマノーが一時14位を走行するくらいですからね。ウェーレインの腕もあるのでしょうが、09年のように全チームにポイント獲得のチャンスがある面白いシーズンになると思います。
放送の問題やとんでもない失敗となった新予選など、「いつまでF1観戦を続けられるのだろう」という不安がとても大きいまま開幕を迎えましたが、そうしたことを一切忘れさせてくれる、久々に見ごたえのあるレースでした。

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