2022 イギリスGP 感想

GP感想

サインツ初優勝!

デビューからずっと応援していたサインツがついに初優勝!前日のポールから結果だけを見ればポールtoウィンでしたが、チームメイト同士のバトルや予期せぬハミルトンとの首位争いなど多くのドラマがありましたね。終盤ルクレールに順位を譲ることになり、チーム内でのパワーバランスが浮き彫りになってしまったのですが、これが怪我の功名で最後のSCを前にタイヤを交換することができ初優勝に繋がりました。この優勝をきっかけに、彼がルクレールと並ぶ真のWエースとなってほしいなと思います。

レースは久々のスタート直後の大クラッシュ、赤旗から始まりました。ジョウは横転してタイヤバリアを乗り越えフェンスまで突っ込む大クラッシュで、久々にリプレイの流れない事故だったので心配だったのですが、無事でなによりでしたね。またアップデートを投入したウイリアムズのアルボンも即リタイアとなってしまい、こちらも残念な結果に。ただ若手は大きいクラッシュを経験して速くなるドライバーが多くいますから、ジョウもこれに動じず好調の波を続けてほしいですね。いやー無事でよかったです。

このレースの主役は間違いなくハミルトンでしょう。ラッセルは連続入賞の途切れる不運の0周リタイアでしたが、ハミルトンはチームのすべてを背負って望外の優勝争いを見せてくれました。結果的には3位に終わったものの、今年初のリードラップにファステスト獲得と、母国で強いルイスがここぞとばかりに発揮されましたね。毎年の優勝記録が途切れるのではないかと心配していましたが、ハンガリーGPあたりであっさり達成しそうな勢いが戻ってきましたね。

さて、ついにミックが初入賞を達成しました。いやーこちらも感慨深いです。数多のミスと不運を乗り越え、残留に疑問符が出てきたところで不安を払拭する値千金の8位入賞です。いやー本当におめでたい。個人的にはミックはF1において特別すぎるので、優勝できるまでトップチームで乗せ続けてほしいと思っています。まずはこの入賞を皮切りに、継続してポイントを持って帰れるそこそこの中堅ドライバーを目指してほしいところです。そうすれば自ずと次のステップが見えてくることでしょう。ハースはそれなりに速いし、ミックも焦らず戦えば入賞は頻繁にできると思うんですよね。

さて7月のヨーロッパ連戦はまだまだ続きます。今回は川井ちゃんの現地解説がなかったことがとっても残念。というか、あと10年もしたら居ないことが当たり前になっちゃうのかなーなんて、寂しいことを感じたレースでした。

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