就活の話
【アシェット マツダ787B #55 ルマン優勝 1991】
昨日はトヨタのルマン三連覇で盛り上がりましたが、ルマンの都度話題になるのがこのマシン。日本車として初めてルマンを総合優勝したマシンとして名高いマツダ787Bですが、個人的にも些細な思い出があります。
このレースが行われた1991年は私が生まれた年で、子供のころの持っていたトミカにこのマシンがあった記憶が強くありますね。唯一のレーシングカーだったので、幼心に形が違うことに違和感を感じていた記憶があります。
時は流れて十数年、私は就活の際に説明会と社員インタビューでマツダにエントリーしたのですが、その時このマシンの話も少しでました。ルマンでのこと、アルファとの提携のことなど、就活生側はレースへの興味を持った人が何人かいたのですが、向こうはそこの興味がきっかけで受けに来るんだねーと不思議な感じで、もっぱら市販車集中だったのでしょう。会議室にこのマシンが飾られていましたが、なんだか寂しげな雰囲気を感じました。
寂し気といえば、スポンサーを務めたレナウンもつい先日破産してしまいましたね。バブル期の日本の活気を象徴する1台といえば聞こえがいいですが、その後の関係者の現在を見ると失われた30年の負の側面もまた浮き彫りになりますね……。
F1以外のミニカーはあんまり買わないのですが、アシェットが格安シリーズでリリースしてくれたのでつい手に取ってしまいました。他にも何台か近代ルマンのマシンを持っているのですが、それはまたの機会に紹介しましょう。現行規定は生き残ったトヨタが支配しましたが、次世代ハイパーカー規定が迫ってきています。参戦する新たなメーカーはもちろん、勝てなかった可夢偉の奮起にも期待です。
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