あれから10年
出先のリサイクルショップでビアンキのデビューマシン、MR02と出会ったので思わず買ってしまいました。2013年のマルシャ・ケータハムは生産数が少ないのか成績の割に高値を維持するレアモデルですよね。
開催時期は秋から春に変わりましたが、あの2014年の日本GPから10年を迎える今年。いよいよ開催せまったお祭りムードに水を差すつもりは全くなく、桜の季節のレースとして成功して定着してほしいなと思いますが、当時を知る身としてはふと少しだけ彼を思い出しておこうかなと思うきっかけとなりました。
最近はルクレールがフェラーリと契約延長した際に「ビアンキの事もあるから」という感じで少し名前が思い出されましたが、やはり時と共に記憶は薄れていくもので私もモナコGPが特筆して記憶に残るもののそれ以外の当時の様子は思い出せないことも増えてきました。
ドライバーとして旬のルクレールの今や将来を思えばフェラーリに残ることがタイトルへの近道なのか疑問が残るのですが、彼が離れればビアンキが築いたフェラーリ育成ドライバープログラムの系譜が途切れてしまうことにもなります。すべてを得られない以上何を選択するか、ルクレールとフェラーリの契約は本当に考えさせられますね。
ビアンキが2014年のモナコGPで初にして唯一となる入賞を果たしたモデル。当てながら追い抜かれた可夢偉の悔しさも残りますが、2010年に参戦してから数合わせでしかなかった弱小チームが跳馬期待の超新星ビアンキの手でポイントを獲得したというのは何とも感慨深いレースでした。
ちなみに私がレースの感想をブログに書くようになったのは2014年の日本GPからでした。フリー走行で母国にもかかわらずまともに走らせてもらえない可夢偉を見て感じたチームへの不満を書いたことがきっかけのこのコーナーですが、その後初めて見る重い雰囲気に終わったレースを観て言葉が吐き出したくなりレース感想を書いた気がします。最近はリアルタイムで見れないことが多くご無沙汰ですねこのカテゴリ。
そんな既存カテゴリにも手が回っていない中、新コーナー「Pick Up 20XX」を始めることにしました。このブログは10年もミニカーを紹介しているので掲載台数がそこそこあるものの、古いモデルを掘り起こす機会がないのでまずはシーズンを軸に昔のマシンを今の感想と共に振り返ることに挑戦。懐かしさと共に過去のマシンを読んでもらえると嬉しいです。
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