2024 バーレーンGP 感想

GP感想

もはや中団勢はいない

今年も開幕したF1シーズン。ラマダンの都合視聴の辛い中東ラウンドが土曜日開催となったことで開幕二戦が日本に優しい時間となりありがたいです。勢力図は上位5チームと下位5チームが明確に分かれ、もはや「中団勢」という集団は存在しない競技になってしまいました。レッドブル以下の4チームはサーキット毎に勢力図が変わりそうですが、入賞圏は5チーム10台で全て埋まったなぁという印象でした。下位チームの就活組にはかなり辛いシーズンになりそうです。

リカルドとの順位入れ替えが日本で揉めそうな角田くん。ストロールの前に出ていた途中までは良かったんですけどね。角田くんは「リカルドを倒せばレッドブル昇格」みたいな風潮がオフシーズンからずっとありますが、これには個人的にとっても違和感があります。彼の敵はリカルドではなく上位5チームですよね。入賞圏外でリカルドに勝った負けたを語ったところで、8勝の彼や6勝のペレスのシートを射止めるなんて絶対無理かなと。RBの戦略が良くないのもしょうがないのですが、今回みたいにリカルドと近くを走った時点で今後のキャリア的には負けだったんだと思います。昇格に向けて、セッティングや作戦を外した上位勢を容赦なく刈り取るレースを見せてほしいですね。

このレースで一番やばそうだったのがアルピーヌ。去年のマクラーレンやアルファタウリのようにスピードが改善されるチームもあるので開幕の遅さでそのまま終戦ということにはならないでしょうけど、ドライバー二人が既にメルセデスのシートに色気を見せていて空中分解してるんじゃないかなぁと思ってしまいます。オコンが予選を最後列で脱落後にチームに「がんばってこー」みたいな励ますラジオを発しましたが、この人開幕前に「僕はまだメルセデスドライバー」とコメントしてましたよね。どの口が言うのだろうと外野の私ですら思うので、チームスタッフがどう思ってるかなんて、ねぇ……。

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